営業力に頼ることでしか生き残れない会社は働く価値なし。

営業依存の会社 仕事内容

営業力は会社の成長にとって欠かせないものです。

営業部署がない会社はないと言っていいくらい、営業は会社の中心的部署です。

ただそうはいっても、営業力だけで利益を上げるには無理があります。

会社のブランド力、商品・サービスの企画力など営業力以外にも利益を上げるため必要なものはあります。

しかし、現実には営業力のみに頼った会社が歴然と存在しているのです。

それでも営業マニュアルや先輩からの指導などがあればよいですが、そういったものは全くなく、ただ本人にノルマを課すだけの営業です。

社員に高いノルマと高い報酬を見せつけ、ローラー作戦で売っていくような会社のことです。

こういった会社で営業をするのであれば、30歳までだと割り切って働くことです。

ローラーで売っていく会社は、体育会系のノリで営業をすることになるため、中高年になるとついていけません。

おそらく社内の雰囲気には馴染めないでしょう。

さらには、こういった会社は営業での数字だけを求めるため、マネジメントする能力が育ちません。

マネジメント能力が育たなかったらどうなるか。

30代の半ばから40代になったときに低い市場評価しかもらえなくなります。

会社は30代半ばの人にはマネジメント能力を求めますから。

これは大きなマイナスです。

そうならないためにも、営業力依存型の会社は30歳までには辞めておくことです。

誤解されないために言っておきますが、営業するが悪いと言っているのではありません。

むしろ営業がこれからの時代も稼げる数少ない職種です。

筆者が言いたいのは、営業に頼るしかできない会社が良くないと言っているだけです。

今回は、営業に頼ることでしか生き残れない会社は出来るだけ早く辞めた方が良いというお話です。

 

営業力頼みの会社はどこでも手に入る商品を売っています。

モノやサービスを販売するときに、営業社員のスキルのみに依存した販売手法を取る会社があります。

会社のバックアップは特になし。

営業社員にノルマを与え、給料は歩合給。

頑張って数字を達成すれば、高い報酬を支給する。

営業スタイルは飛び込み営業。

一軒一軒、順番に家を回っていき、契約を獲得していく。

会社が扱う商品は誰でも調達できるもの。

どこかの会社が製造したものを仕入れただけのものです。

自社で加工したり、付加価値をつけるといったことはできません。

そんな技術もなければ、スキルもありません。

商品を右から左に動かすだけ。

となれば、頼れるのは営業力だけ。

商品力がなければ、営業力に頼るしかない。

それも社員一人一人の力量に頼るのみ。

社員のモチベーションの源泉は高報酬を得ることができることです

でも今月の成績が良くて報酬を得ても、来月はまたゼロからのスタート。

売上が下がれば、即、薄給生活です。

永遠に心休まる日はありません。

常に営業成績を上げ続けなければならない厳しい世界です。

営業力頼みの会社は体育会系社員が多い。

営業力頼みの会社には特徴があります。

  • 商品力がない。
  • ブランド力がない。
  • 技術力もなく、ノウハウもない会社です。

そういった会社の営業社員に求められるのは、体力と根性です。

そして、この2つの要素を満たしているのが体育会系の出身者となります。

学生時代にスポーツをやっていたり、勉強よりも部活を優先してきた人です。

会社の中は体育会系の社員が多くなると、以下のようなことをおこないます。

  • 朝礼のスピーチを取り入れる会社もあるでしょう。
  • 決起集会や目標値発表会などを頻繁に行う会社もあるでしょう。
  • 飲み会等が頻繁に開催する会社もあるでしょう。

なかでも社内イベントを行う会社が多いですね

決起集会や計画発表会など。。

こうした会社が社内イベントを多くおこなうのは「社員の競争心」を煽るためです。

社内イベントを開催して、そこで成績の良い社員を表彰したり、金一封を贈呈したりします。

表彰される社員がいる一方で、惨めな思いをする社員もいるわけです。

成績が振るわない社員を鼓舞して、成績アップにつなげる考えです。

こうした会社は若手の営業マンが勢力を広げています。

エネルギー溢れる社内の空気を感じながら仕事できることは幸せですが、それが行き過ぎるとどうなるか。。

その勢いについていけない人は、社内に居場所がなくなってしまいます。

特に中高年には厳しいでしょうね。

こういったノリと勢いに任せた会社のなかで、中高年がやっていくのはしんどいものがありませんか。

営業力頼みの会社は数字の上がらない社員を追放します。

営業頼みの会社が扱っている商品やサービスは、どこでも手に入るものです。

お客様にしてみれば、その会社のものである必要はありません。

だからこそ、営業力が頼み綱となるわけです。

営業頼みの会社は、営業数字が全て。

そこで働く社員にしてみれば、営業数字を上げれなければ、使い物にならない社員ということになります。

営業にあたっては会社のバックアップはありません。

会社にブランド力や知名度があれば、少しは営業のサポートになるのですが。。

頼れるのは個人個人の営業力です。

ただ、こういった会社で営業を続けれるのは、若いうちだけです。

普通の会社では、営業キャリアを積むにつれて、指導する立場や管理する立場に昇格していったりするものです。

しかし、営業頼みの会社は、たとえ管理職になっても営業のノルマからは逃れられません。

年齢を重ねるとたいていの人は、体力が落ちてきます。

数字へのモチベーション維持もツラくなるでしょう。

そうなると中高年は数字を上げるのが難しくなり、その結果、会社での居場所を失うことになります。

会社は中高年よりも若くて勢いのある社員を好むのです。

中高年に営業数字だけを求めるのは無理があります。

おわりに

営業頼みの会社が求めているのは「営業力」です。

それ以外の能力には目もくれません。

営業に特化した会社は30歳までだと割り切りましょう。

理由として30歳を過ぎると体力が落ちることや、モチベーションが下がるということを述べてきましたが、それだけではありません。

35歳までにマネジメント能力を身に付けておかなくてはいけないからです。

そうでなければ、市場価値が下がってしまい、転職したいと思ったときに仕事が見つけにくくなります。

詳しくはこちらをどうぞ↓
・40代からは『マネジメント』に特化した働き方をするべきです。

営業頼みの会社ではマネジメント能力を磨く機会はありません。

なぜなら営業社員しか必要としていないからです。

マネジメント能力の必要については以下の記事にて詳しく書いています↓
・35歳までに『マネジメント能力』という武器を手に入れておくこと。

営業頼みの会社には未来はありません。

商品やサービスに魅力がなければ、営業にのみ依存してた経営になります。

営業に依存の会社にはもう一つ大きな特徴があります。

会社がブラック化しやすいということです。

そりゃそうですよね。

営業の数字が会社の生命線です。

目標達成のための叱咤激励が行き過ぎれば、ブラック会社化します。

営業依存の会社には多くのリスクが潜んでいるということです。

中高年になって勤める会社ではありません。

急ぎ転職することをオススメします。

⇒転職活動にはやるべきことの順番がある。

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