転職を考えている人が最も望むことは、良い転職先が見つかることです。
では、その次に望むことは何ですか。
それは、『在職中』に転職先が見つかることではないでしょうか。
転職先が見つからずに、いまの会社を辞めてしまうと不安を抱えなければなりません。
まずは、収入面での不安です。
そして、もう1つ、収入面と同レベルの大きな不安があります。
「このまま、無職の状態が続くかもしれない」といった不安です。
転職の成否が、本人の実力のみで決めるのであれば、そこまでの大きな不安にはなりません。
本人が努力すれば良いだけですから。資格試験がそうであるように。
しかし、転職は相手先企業あってのものです。本人の能力や努力だけで必ず上手くいくものではありません。
そのため、転職活動の期間が長引いてしまうことだって十分にありえます。
だからこそ、在職中という、いわば「守られた領域」にいる時に、転職先を決めるべきなのです。
そうはいっても、現実問題としてやむを得ずに転職先が決める前に会社を辞めなければいけないケースもあります。
今回は、もし在職中に転職先が決まらない場合の対処法について説明します。
転職先は在職中に決めてください。
あなたが転職を希望するのであれば、転職先は在職中に決めるべきです。
今の会社を辞めてから仕事をさがすとなると、すぐに決まればよいですが、決まらなかった場合には悲惨な状況が待っています。
転職活動には2つの大きな不確実な要素があります。
この2つの不確実要素があるために、転職活動が厳しく、長期化する恐れが生じるのです。
①採用決定権は会社が持っているということ
どんなに実力があろうと、どんなに努力しようと、会社に採用決定権があるということ。
実際に、求人票を見て「自分であれば採用される」と確信をもって応募しても、不採用通知を受け取ることもあります。
乱暴な言い方をすれば、会社の好かれるか、嫌われるかで採用が決定するということです。
②あなたの希望の求人案件があるかどうか。
希望の求人案件が出てくるまで、ずっと待機しなければなりません。
希望条件が1つであれば、比較的早く見つかるかもしれませんが、2つ、3つと希望条件が多くなればなるほど、かなりの時間を待機して過ごすことになります。
以上の2つの不確実要素によって、転職活動が長期化してしまうことになりかねません。
そして、現実に、転職活動が長期化したとしましょう。
そうなれば、次の2つのことが起きます。
起きますというより起きてしまいます。
1、妥協の転職をしてしまう。
転職活動が長期化すれば、収入面でのマイナスが大きくなってきます。となれば、あなたは生活費を稼ぐために希望そっちのけの転職をしなければならなくなります。
2、自信を喪失して、転職活動を投げ出してしまう
転職活動が長期化すれば、モチベーションの低下と自信喪失が襲ってきます。
そうなれば、引きこもりや生活保護の予備軍へとに向かっていくことになります。
在職中の転職活動ができないケース
会社を辞めて、転職活動をするとなると大きなリスクをを背負わなければなりません。
そうはいっても、止むに止まれぬ事情で、会社を辞めてからの転職活動になってしまう人はいます。
例えば、以下のような人です。
- Uターン転職を希望するため、退職しなければ転職活動できない。
- 転勤命令を拒否したため、すぐに退職しなければならなくなった。
- 退職勧奨に耐えきれずに、すぐに退職しなければならなくなった。
- 過労、精神的苦痛により、すぐに退職しなければならなくなった。
以上のような人は、会社を辞める前に転職先を決めたくても、それが不可能な状況であったということです。
また、在職中に転職活動をするにしても、様々な制限を受けることになりスムーズには進まないことがあります。
例えば、ハロ-ワーク求人に応募することすら、なかなか容易ではありません。
⇒ハローワーク求人の応募には紹介状が必要。これが在職中の転職希望者には厄介です。
また、面接日が決まっても、仕事のスケジュールとの調整が難航することだってあります。
そして、何よりも恐れることは、転職活動を行っていることが会社に漏れることです。
いまの会社に転職活動が知られてしまうと、最悪、会社での居場所をなくし、退職に追いやられることだってありうるのです。
在職中の転職活動ができない時は、一時的に派遣社員になりなさい。
在職中で転職活動ができなかった人、または、在職中での転職活動は思うようにできない人は、いまの会社を辞めての転職活動になります。
無職での転職活動には、大きなリスクが伴いますが、そうなった以上は仕方ありません。
そこで、私がおススメしたいことは、「派遣社員で働きながらの転職活動」です。
この手法を用いれば、かなりの部分のリスクを緩和できます。
では、どうして、派遣社員なのか。それは派遣社員ならではのメリットにあります。
そのメリットとは、以下の通りです。
- 派遣社員は採用されやすい。
- 派遣社員は工場系作業で夜勤あり。ということは、昼間に面接に行く時間が取れます。
- 派遣社員の給料は生活費をカバーできる金額
実は、私も転職先が決める前に会社を辞めて、派遣社員として3か月働いた経験があります。
経験しているからこそ、一時的に派遣社員になることを勧めています。
派遣社員のメリットを一言でいえば、「収入の不安を取り除きながら、転職活動する時間を確保できること」です。
無職であると、どうしても焦ってしまい、変な会社に入ってしまう危険性が出てきます。
やむをえず、いまの会社を辞めて転職活動をすることになった人は、一時的に派遣で働くことを考えて見てください。
もしかすると、派遣で入った会社で好評価を受け、正社員で採用されることもありえるかも。実は、私がそうです。運がよかっただけですが。。
どこにチャンスが転がっているか分かりません。
家にずっといながらの転職活動より、働きながらの転職活動の方がエネルギッシュに見られ、うまくいくように思えます。
おわりに
転職先は在職中に決まるのであれば、それが最も幸せなことです。
精神面からも、収入面からも、それがベストです。
そうはいっても、それが叶わないケースだって起こりえます。
そうしたケースに遭遇したときには、派遣社員をしながら転職活動をすることをおススメしました。
ところで、私だけかもしれませんが、正社員で働いていた時の転職活動は、裏切り行為をしている気持ちがあり、多少の罪悪感を感じていました。
しかし、派遣社員の時は、その罪悪感を全く感じることがなかったのです。
そのせいもあってか、派遣社員をしながらの転職活動は、リラックス効果で思った以上にうまくいきました。
何をするにも、精神的な面は大きいのかもしれません。
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