「簡単な仕事しかさせてもらえない」
そのことにあなたは怒りを感じますか。
もし怒りを感じるのであれば、あなたは将来有望です。
きっと大きな成功をつかむでしょう。
そもそも、簡単な仕事をして給料もらえることにラッキーだと考えている人に明るい将来はありません。
少なくともこれからの厳しい時代を生きてはいけないでしょう。
しかし、あなたはそうではない。
簡単な仕事しかさせてもらえない自分に腹が立つ。そしてそういった仕事しか与えてくれない上司にも腹が立つ。
怒りはエネルギーです。そのエネルギーがあれば、あなたをきっと大きく成長するでしょう。
あなたは将来の有望株に違いありません。
しかし、いまは実際問題として簡単な仕事しかさせてもらえないという現実に直面しています。
ここは冷静に現状を分析し、そして対応策を講じることが大事になってきます。
まずはどうして自分は簡単な仕事しかさせてもらえないのか、の原因を調べることです。
その後、浮かび上がったいくつかの原因に対して対応策を講じることです。
今回は、簡単な仕事しかさせてくれない場合の対処法について説明します。
簡単な仕事しかさせてもらえないにはあなたのせいじゃない。
そもそも簡単な仕事とは何かということですが、人によって定義は異なります。
なぜなら、人それぞれ持っている能力が違うからです。
要はあなたが命じられた仕事をどのように感じているか、ということです。
あなたが簡単だと思えば簡単な仕事ということであり、あなたが難しい仕事と思えば難しい仕事ということです。
問題は、あなたが簡単な仕事を指示された場合にどのように感じるかです。
最初のうちは、簡単な仕事を与えられて「ラッキー」だと思うかもしれませんね。
同じ給料をもらうのであれば、ラクなほうがいいですものね。
しかし、だんだんと時間が経ってくるとどうでしょうか。
「いつまでこんな仕事をさせるのか」
「もっとやりがいのある仕事をさせろ」
という気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。
もしそうであれば、あなたは伸びしろが大きく、今後大きく飛躍する可能性があると言えるでしょう。
簡単な仕事をしているということは、あなたの実力以下の仕事だということです。
それではあなたの能力は頭打ちとなるでしょう。
思い切って、上司に「もっとやりがいのある仕事をさせてほしい」とお願いしてみるのも一つの方法でしょう。
簡単な仕事しかさせてもらえないのは上司の個人的感情
簡単な仕事しかさせてもらえない原因として真っ先に考えられるのは、あなたの上司の個人的感情です。
上司はあなたへ仕事を直接命じることができる人です。
つまり、上司があなたへの特別な感情から、簡単な仕事しか与えていないと考えるのが普通でしょう。
具体的には以下の2つです。
①『上司によるいじめ』
会社の世界にも、いじめはあります。
いじめというと暴言を吐いたり、無視したりといったことを思い浮かべる人も多いでしょうが、最近はこういった行為がパワハラになることくらいは上司も理解しています。
それゆえに、部下をイジメたければ、簡単な仕事を与えて、飼い殺しに似た状態にしてしまうわけです。
仕事を与えないのはパワハラですが、何でもよいので仕事を与えておけばパワハラにはなりませんから。
部下にしてみれば、いつまでも簡単な仕事ばかりだと心が荒(すさ)んでくるでしょうし、それが低パフォーマンスとして現れます。
部下をイジメるために、わざと簡単な仕事しかさせない上司。
こういった上司を私は何度か見てきました。
②『上司のひがみ・やっかみ』
上司の個人的感情でいえば、ひがみ・やっかみから簡単な仕事しか与えないケースもあります。
部下であるあなたの能力を恐れているため、簡単な仕事しか与えようとしない。
あなたに難しい仕事与えて結果を出されることで、自分の地位を奪われてしまうのではないかという恐れを上司は抱いているわけです。
なんて幼稚な上司かと思うでしょうが、上司も自分の地位を守ろうと必死なのです。
あなたが能力が高く、上司が能力が低い場合に起こりうるケースですね。
ただ、簡単な仕事しかさせてもらえないのが上司の個人的感情によるものであれば、いずれ時間が解決してくれます。
どういうことかと言うと、あなたの仕事ぶりは必ず上司以外の誰かが評価しています。あなたと仕事を一緒にした人はあなたの能力の高さに触れることになります。
会社は、人の噂話が大好きです。
あなたの素晴らしい能力や仕事ぶりはすぐに社内に広まるでしょう。
だから、いずれあなたにはチャンスが訪れることになるでしょう。
今しばらくの辛抱です。
簡単な仕事しかさせてもらえない理由は他にもある。
前節では、簡単な仕事しかさせてもらえないのは、上司の個人的感情が原因であることを述べました。
ただ、上司一人の感情が原因であれば、早晩、あなたは簡単な仕事から解放されることとなるでしょう。
それは周囲の人があなたの仕事ぶりを広めてくれることで実現します。
それに、会社には人事異動がありますので、上司が変わることで、あなたに相応しい仕事が舞い込むことだってあるでしょう。
じつは簡単な仕事しかさせてもらえない原因については、上司の個人的感情よりも、遥かに厄介な原因があります。
それは会社が「あなたの能力を見抜けないというもの」です。
あなたの能力の高さを上司はもちろんのこと、上司以外の者も評価しきれていない場合があります。
そのために簡単な仕事しか回ってこないというわけです。
会社は悪気があるわけではありません。
ただ人を正当に評価をできるだけの力を持っていないだけ。
結局、あなたがどんなに力を持っていても、評価する側が力量不足であれば、あなたは一生埋もれたままで終わってしまうということです。
人が能力を発揮するためには、適した場所を選択しなければなりません。
あなたに簡単な仕事しかさせない会社は、あなたにとって適した場所ではないということです。
その際は、あなたをきちんと評価してくれる会社を見つけるだけです。
それ以外に方法はありません。
急ぐ必要はなく、ゆっくりとあなたに合う会社を見つけてください。
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おわりに
簡単な仕事ばかりさせられるのは本当に辛いですよね。
もしかすると難解な仕事を命じられて、悪戦苦闘するよりも辛いかもしれません。
だって、やりがいなし、面白みなし、張り合いなしですからね。
それでも会社としては、意図的にあなたに簡単な仕事ばかりをさせようとは思ってはいません。
あなたの上司が個人的感情で簡単な仕事を押し付けることはあっても、それは個人レベルの話です。
ただ、稀ではありますが、社員を道具という位置付けから、簡単な仕事をさせているような会社もあります。
つまり、会社が意図的にあなたに簡単な仕事を押し付けているわけです。
あなたを機械の歯車の一部として捉え、あなたの成長や能力・スキル向上には全く興味を示しません。
まさに道具扱いです。
こういった会社は、私たち働き手にしてみれば絶望的状況です。
憤りさえ感じますね。
もしあなたの会社が、あなたを道具としてしか見ていないと感じたときには、すぐにでも他の会社に移ってください。
簡単な仕事を命じられたとき、会社がどういった意図で命じているのかを見極めことは重要なことです。