会社勤めのメリットである『毎月一定の収入』を確保するには2つの条件がある。

生き方

会社員には自由もなければ選択権もない。

ただ命じられたことをやるだけ。

できれば会社員なんかやりたくないが、生活のために仕方ない。

しかし、一方で会社員にもメリットはあります。

なかでも、最大のメリットは、毎月給料が振り込まれてくることです。

仕事しているのだから当然といえば当然ですが、フリーランスや起業家など独立して仕事をしている人は、仕事をしても成果がでなければ、口座にお金は入ってきません。

会社員はとりあえず会社に行って、与えられた仕事をしておけば、安定的収入を確保できるのです。

今回は、会社員のメリットである毎月一定の収入を確保するためには、2つの条件を満たす必要があることについて説明します。

会社員であれば、どこの会社にいても安定的収入が確保されるわけではありません。

そして、仕事さえしていれば、どのような心構えでも良いというわけではありません。

毎月一定の収入を得るためには、何も考えずに会社で働いていればよいというわけではないのです。

安定収入確保には、自分の居場所を確保できる会社に在籍すること

安定収入を確保するには、それに相応しい会社を選ぶことが必至になってきます。

「会社ならどこで働いていても安定収入を確保できるのではないのか?」と思っている人もいるでしょうが、その考えは改めるべきです。

毎月一定の収入を確保するには、会社に居続けることが絶対条件です。

つまり、あなたの雇用が確保される会社で働かなければならないということです。

会社に居続けることって案外難しいのですよ。

それは解雇されるということではなく、自主的に辞めたくなるように仕向けられるということです。

会社には社員を追い出すための多数の道具が揃っています。

例えば、人事異動、評価制度、転勤命令、飼い殺し等々

社員は不快な思いをさせられることで自主的に会社を出ていくことになるわけです。

いまは熾烈な競争時代です。

会社は生き残りをかけて必死に日々の経営活動をおこなっています。

社員一人一人も同じです。

会社が熾烈な競争をおこなっているのに、そこで働く社員がのんびりお気楽なんてできるわけありません。

戦力にならない社員は、会社から退場を迫られることもあります。

だから、自分の雇用を確保するためには会社にとって欠かせない存在になることです。

唯一無二の存在です。

それには敢えて『中小企業』を選択することのがよいでしょう。

中小企業は人材不足です。

大企業に比べて、優秀な人材の数は少ない。

あなたは重宝され、会社にとって唯一無二の存在になれるというわけです。

そうなれば、あなたの雇用は絶対的なものとなります。

まずは、自分が優位に立てる会社を意識して選択することです。

大企業にいれば優秀な人材が多く、ライバルも多いため、出世競争に負ければ、それこそ窓際に追いやられ、会社での居場所をなくしてしまいます。

高給、高福利厚生の大企業に入ったはいいが、会社を追われて何にもなりません。

安定収入確保のための心構え

悲しいかな、会社は従順なるイエスマンな社員を好みます。

自分の意見を持とう!自分の考えを言おう!なんて世間では言われていますが、現実の会社世界においては、それは止めておくべきです。

上司の言われたことを素直に聞き入れること。

そして、同僚や部下にお願いされたことも素直に聞き入れること。

これが重要なのです。

部下からのお願いまで聞くの?と思われた人もいるでしょう。

いまや部下からの評価は重要度が増しています。

部下を敵に回すと、自分に跳ね返ってくるので注意しましょう。

詳しくは以下の記事をどうぞ↓
・管理職を希望する人へ。管理職は部下よりも立場が弱いことをご存知ですか。

大事なことは、会社のなかで波風を立てずに存在感を消して仕事をすることです。

絶対にやってはいけないことは、人間関係で敵を作ること。

上司から嫌われたり、部下からそっぽを向かれることは、あなたの雇用を脅かすことになります。

細心の注意を払って仕事をすることです。

安定収入確保のための心構えが出世のチャンスを呼び込む。

会社員の最大のメリットである毎月一定の収入を確保するためには、会社内に自分の居場所を確保しなければなりません。

そのためには、ライバルの少ない中小企業に入り、謙虚に波風を立てずに仕事に取り組むことです。

欲を出さず、我を出さず、ただ毎月一定の収入確保のために会社生活を送る人生です。

さしずめ、守りの会社員生活といった感じでしょうか。

はたして、このような会社人生を送りたいと思う人がいるでしょうか?

「こんな面白みのない、死ぬときに後悔しそうな人生なんてイヤだ!」といった声が聞こえてきそうですが、必ずしもそうとは限りません。

どういうことか?

実はこうした守りの姿勢が大きなチャンスを生むこともあるのです。

そのチャンスとは、一言でいうと出世して高給や権限を得るチャンスです。

「自分はそんなに出世したくない」と思っていても、あなたの意志とは無関係に昇進していくことになるでしょう。

これこそ、人生の彩(あや)というものです。

出世を強く望む人は、欲が出て、わがままが表面化し、ついには周囲との軋轢が生じて失速していきます。

一方で、無欲の勝利という言葉があるように、謙虚に我を出さずに仕事に取り組む人は、順調に周囲の祝福を受けながら出世していったりします。

特に日本社会ではこうした傾向が強く出ます。

もちろん、仕事が平均以上にできることが条件ですが。。。

おわりに

会社員もいまは終身雇用制ではないため、一歩間違えば、職を失うことだって十分にありえます。

会社は解雇権を濫用することはできません。

しかし、会社は社員を追い出すことができるだけの武器を有しています。

たとえば、人事異動です。

昇格や降格、果ては転勤異動まで社員の人生を大きく変えてしまう武器です。

これだけの強力な武器を使われたら、弱者である会社員なんてひとたまりもありません。

大事なことは、この強力な武器を使わせないようすること。

自分に向けて発射されないようにすることです。

人事異動もそうですが、その他の武器候補である人事評価、仕事の割り当て、飼い殺し、ハラスメントといった社員を退職に追いやる要因となるものすべての根本は、人間関係の好き嫌いです。

なんだかんだと理屈付けされますが、すべての根源は感情論です。

会社に嫌われないようにするため、会社に睨まれないようにするために静かに謙虚に仕事をしましょうということです。

そして、もうひとつは社内で唯一無二の存在になること。

そのためにはライバルの少ない中小企業に在籍しておくことです。

⇒転職活動にはやるべきことの順番がある。

そうすれば、言われた仕事をしておくだけで、毎月一定の収入を確保できます。

そのうえ、運がよければ出世するチャンスまで舞い込んできます。

合わせて読みたい

社内評価を気に掛けている人へ。
・社内評価なんてどうでもいい。それよりも社外評価を気にするべきです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました