40代・50代ともなれば、いま現在、左遷状態の人もいるかもしれませんね。
一昔前までは、出世こそ全てみたいな風潮もありました。
しかし、今では、出世に興味がない、出世までしてガツガツ仕事をしたくないという考えの人も多くなってきました。
「出世だけが人生ではない」ということ。
出世しなくても、きちんと仕事をして、給料をいただけるのであれば申し分ない。
その給料で、自分を養い、家族を養い、そしてプライベートを楽しむ。
そう考えると、左遷状態も悪くはありませんね。
そうはいっても、40代・50代はまだまだ働き盛りの世代です。
のんびり、ゆったり人生は60代以降に取っておき、いまは少しでも満足のいく仕事をしたい!と思っている人もいるはずです。
そのためには、何としてでも復活を遂げたい!と思っている人もいるでしょう。
実際に左遷されても、そこから復活できて再び活躍している人もいます。
ただ、左遷は一度受けてしまうと、いまの会社で復活するまでに3~5年もの時間を要しなければなりません。
そんなに時間はかけてはいられない?
ということであれば、
今回は、左遷降格された人が、そこから早期に復活を遂げる手段として「中小企業へ移ること」をオススメします。
その理由も合わせて説明します。
左遷理由と復活するための方法
そもそも左遷は、大企業でしか起こりません。
大企業では、優秀な人材が次々と入社してきます。その一方で、準備できるポストには限りがあります。
となれば、どうしてもポストに就けない人材が出てしまい、そうした人材が左遷されていくことになります。
詳しくは、こちらの記事にて書いています。↓
・左遷降格は大企業にいれば避けて通れない。それでも復活のチャンスをくれる企業はある。
さて、左遷理由の主なものとして、2つがあげられます。
①社内政治・派閥闘争によるもの
②仕事上のミス・能力不足によるもの
それぞれの左遷理由によって、復活する方法も異なってきます。
2つの共通点は、運と努力しだいで、左遷から復活することができるということ。
ただし、運と言うくらいですから、運が悪ければ、残りの会社人生を左遷先で終える可能性もあるということです。
左遷理由1 社内政治・派閥闘争によるもの
「人が集まるところに派閥あり。」
これは政治の世界に限ったことではありません。
会社の世界にも派閥はあります。
いったい、派閥は何によって生まれてくるのか。
それは「好きか嫌いかの感情」によって生まれます。
つまり、好きな者どうしが集まったものが派閥です。
まるで子供の世界のように思えるでしょう。しかし、大人の世界にも歴然と存在しています。
当然、あなたの会社にも派閥はあります。
そして、あなたがどの派閥に属しているのかによって、あなたの社内での運命が決まってしまいます。
結局のところ、出世できるか、左遷されるかは、社内政治や派閥争いによって決められているうという面は否めません。
なんとも嘆かわしい!。。。でも、これが現実です。。。
どんなに仕事ができようとも、どんなに人望があろうとも、そんなことは、二の次、三の次です。
社内政治や派閥争いの力学が、『左遷』を生み出す原因の一つということです。
ちなみに、人事評価は直属の上司との人間関係で決まります。
上司との相性が悪ければ、昇給や昇給で憂き目を見ることになります。
>>社内評価なんてどうでもいい。それよりも社外評価を気にするべきです。
もし、あなたが左遷されて、その原因が、社会政治や派閥争いであれば、復活方法は単純です。
『潮目が変わるまで待てばよいだけです。』
政治は水物と言われるように、刻々と状況は変化します。
敵対する勢力の実力者がいなくなったり、または、その勢力が失態を犯したりすることで、あなたに左遷から復活できるチャンスが到来します。
社内の勢力図は、潮目が変わる時期が来ます。
それまでは、大人しくしておくことです。
左遷理由2 能力不足・仕事上のミスによるもの
会社は利益を上げるため、利益を伸ばすために人を雇っています。
人こそが利益を生み出す源泉です。
そう考えるのであれば、優秀な人を重要ポストに据えて、仕事を任せるのは当たり前です。
でも、これは、言うは易く行うは難し。
「優秀な人材と思って、重要ポストに据えたはいいが、実際に仕事をさせてみるとそうでもなかった。」っていうことはよくあります。
または、「最初は優秀な実績を上げていたにもかかわらず、時間が経つにつれて、徐々に成績がふるわなくなってきた。」っていうこともよくあります。
そうした場合は、どうなるか。
残念ながら、左遷もしくは降格の辞令を受け取ることになります。
これは仕方がありません。
ポストには限りがあります。一方で、社内には重要ポストを狙っている人が多数います。
そういった理由から、結果を出せなければ、いつまでも重要ポストに就けておくことはできないということになります。
こうした中、もし、あなたが、満足な結果を出せなかったため、もしくは、仕事上の大きなミスを犯したため要職を解かれ、左遷されたとしましょう。
そんなあなたに未来はあるのでしょうか。
十分に未来はあります。
一度の失敗から、左遷されたとしてもチャンスはあります。
左遷先で結果を出せばよいのです。
左遷先と言っても、会社にとって必要な部署であります。仕事はきちんと用意されています。
そこで結果を出せば、再び復活はできます。
左遷から早期復活したいのであれば、中小企業へ転職しなさい。
左遷から復活するはできます。
ただし、それなりの時間を必要とします。
3年~5年は待つことになるでしょう。
あなたにそれだけの忍耐力があるかどうかです。
何よりも恐れることは、3年~5年待ったからといって必ずしも復活できるという確証がないことです。
人生における時計の針を戻すことはできません。
3~5年待って、復活できなかったでは後悔しても仕切れないでしょう。
もし、あなたが、左遷された状態から、
『早期に復活したい。』もしくは、『復活できないリスクを背負いたくない』のであれば、
会社を移るしか方法はありません。
それも、もし移るのであれば、すぐに重要ポストで招聘(しょうへい)してくれる『人材難の中小企業』を狙うべきです。
中小企業ということで、もしかすると、いまの会社よりも、給料等の条件が下がるかもしれません。
でも、それは入社後の活躍で取り戻せば良いのです。
とりあえずは、要職に返り咲くことを考えるべきではないでしょうか。
そして、一刻も早く輝きを取り戻すべきではないでしょうか。
おわりに
あなたが左遷された状態にあるとき、
「いまの会社で復活を期して頑張るか」それとも「別の会社に移って頑張るか」
の二者択一です。
難しい決断を迫られますね。
私の経験から言わせていただくと、
「あなたが40代・50代であれば、別の会社に移ることを考えた方が得策です。」
というのも、時間がそう多くは残されていないからです。
たしかに、40代での転職に家族をはじめ周囲からの抵抗が多いでしょう。
しかし、ここで、復活を賭けて勝負しなければ、左遷された状態で人生を終えることになりかねません。
>>転職は周囲に反対されるものです。それでも転職する人はします。
考えようによっては、いまの左遷された状態だからこそ、勝負できるのです。
人は幸せな状態では守りに入ります。勝負はしません。というより勝負する必要がありません。
転職するかどうかは別にして、『転職活動』だけでもやってみてはどうですか。
思いがけない新しい光が差してくることも十分にあります。
例えば、条件の良い求人案件が見つかった。または、希望のポストの求人が見つかった。など
残り時間が多くはないので、できることはやっていきましょう。
コメント