『会社員リスク』という言葉をご存知ですか。
会社員であることにはいくつかのリスクがあります。
その代表格が『会社倒産』です。
会社倒産すれば、私たち雇われ人は一瞬にして収入が途絶えることになります。
また会社倒産は私たちの微力ではどうすることもできません。
会社倒産を防ぐことができないのであれば、取るべき手段は一つです。
それは倒産したときに備えることです。
当然ながら、いまの会社が倒産すれば、次の仕事を見つけることになるのですが、そのときに少しでもスムーズに次の仕事が見つかるための準備をしておくことです。
あなたの年齢が40~50代ともなれば、次の仕事はそう簡単には見つかりません。
そこで、困難さを少しでも和らげる手段として『独立できる仕事』に就いておくことをおススメします。
独立できる仕事とは『会社に依存しないで稼ぐことのできる仕事』のことです。
詳しくは後述しますが、独立できる仕事に就いておけば、いつでも会社を辞められます。
今回は、『独立できる仕事』に就いておくことの重要性についてお話します。
会社員には大きなリスクがいくつもあります。
人生なんてどう転ぶか分かりません。
いまが順風満帆だとしても、1年後も、2年後もその状況が続くとは限りません。
会社員人生も同じです。
これまで順調な会社員人生を歩んでいたとしても、今後も順調であるという保証はありません。
会社員人生の一番のリスクは『会社倒産』です。
会社倒産はいきなり来ます。
私たち従業員には前もって知らされることはありません。
ある朝会社に行ったら倒産してました、なんていう話も聞くくらいです。
突然、収入を絶たれ、一家全員路頭に迷ってしまうのです。
本当に怖いことです。
しかし、実際に、会社が倒産することは、よほどの運が悪くない限りは起こりえません。
確率的にはかなり低いと言えるでしょう。
それよりも、確率的に高いケースを想定すべきです。
たとえば会社の業績が低迷して、あなたの給料が下がるケースはどうですか。
さらにもう一つ。
あなたの上司になる人と相性が悪く、あなたが嫌われた挙句に左遷されるケースはどうですか。
この2つのケースについては、起こりうる可能性は十分にあると思いませんか。
これらのケースを真面(まとも)に受けてしまうと、順風満帆な会社生活は一変します。
こうしたリスクに備えることは、会社員人生を歩む上で必要不可欠です。
『独立できる仕事』に就いておこう。
リスクに備えるとは、何かが起こってから対策を講じるのではなく、起こる前に出来得る限りの準備をしておくことです。
ではどういった準備をしておくべきか。
まず思いつくことと言えば、スキルアップといったところでしょうか。
しかし、スキルアップはリスクへの備えというよりも、常に日ごろから取り組むべきものといったところでしょう。
私がオススメする準備は「独立できる仕事に就いておくこと」です。
なぜ独立できる仕事に就いておくことがリスクへの備えになるか?
もし、あなたがいまの会社にいられなくなった場合、あなたの仕事が独立できない仕事であれば「転職」するしか選択肢はありません。
しかし、独立できる仕事に就いていれば「転職」に「独立」というもう一つの選択肢を加えることができます。
独立を積極的に行うためではなく、あくまでも万が一に備えての選択肢です。
万が一とは、転職が上手くいかなかった場合です。
特に40~50代にもなれば転職は厳しくなります。
そこで独立できる選択肢を持っておくことが大変重要になってきます。
そのためには、独立できる仕事に就いておくことです。
独立というと将来の新規上場を狙うベンチャー企業のイメージが強いですが、そんな大層なものではありません。
小さな店を出したり、個人で仕事を受注できるといったコジンマリとした独立です。
会社員を続けたい気持ちはあったが、やむを得ない事情で会社を退職し、独立して仕事をしている人は意外に多くいるものです。
ではなぜ、独立を望まないのに独立することができたのか。
それは、偶然にも『独立できるスキル』を持ち合わせていたからです。
以下のような例がそれに該当します。
- 受託型の宅配業者を始めた人は、前職でトラックの運転手でした。
- 保険代理店を始めた人は、前職では保険会社の営業マンでした。
- コンビニを始めた人は、前職はスーパーの店員でした。
「芸は身を助ける」と言われていますが、まさにそれです。
偶然にも前職で身に付けた芸(スキル、技術)によって、独立して収入を得ることができる格好となったのです。
独立できる仕事は3つだけです。
あなたの持っているスキルは、将来独立することのできるスキルなのか。
あなたのスキルが活かせるかどうかは、あなたの仕事が次の3つの仕事に該当しているかどうかで判断することができます。
つまり、あなたの会社が行っている事業の「核となる仕事」であるかどうかです。
飲食産業で言えば「料理人」がそれに該当します。
レジ打ちやウエイトレスも重要な役割を担ってはいますが、飲食業においては、核となる仕事ではありません。
飲食店は「料理人」がいて、はじめて収益をあげることが可能となるわけです。
その他には、建設業では「現場監督者や工事作業者」、ゲーム会社では「ゲーム開発者」、設計会社では「設計士」といった感じです。
こうしてみると、いま述べている独立可能な仕事とは、一般的に言われている「手に職を付けなさい」の『職』のことです。
『職』とは専門的な知識や技能を使ってする仕事のことです。
2つ目の仕事は『営業職』です。
モノやサービスを売り込む営業職。
営業だけは絶対にやりたくないという人は結構いますよね。
それだけ厳しい仕事です。
営業の活躍如何により会社の売上が違ってきますので、どの会社でも重宝される存在です。
営業職は常に求人募集が出ています。
だから転職先に困ることはないでしょう。
もちろん一定レベルの実力を備えていればの話ですが。。
もちろん、独立だって十分に可能です。
営業職は「仕入れて売る」というビジネスモデルであれば、どんな商売でもできます。
営業力を持っている人は「天下無敵」なのです。
最後の3つ目は『店長職』です。
店長職であれば、どんな業種でも構いません。
スーパーの店長、ホームセンターの店長、弁当屋の店長、ピザ屋の店長、眼鏡屋の店長、回転ずしの店長、コンビニの店長。。。。。。
これらを見ただけでも、色々な業種の店長がいます。
まさに豪華絢爛です。
その店長職が、どうして独立可能な職種かと言いますと、
店長は、すでに独立しているようなもの、店舗経営者です。
1つの店という小さな組織ではありますが、実際にモノ、ヒト、カネを動かして仕事をしているわけです。
これはすでに独立のスキルを身に付けていることを意味します。
そんな店長職の人が独立するときは、フランチャイズを活用することが有効でしょう。
フランチャイズで独立すれば、店長と同じ仕事内容になります。
ただ決定的に違う点は、○○会社の○○店の店長ではなくて、△△会社の社長と肩書が変わることです。
おわりに
残念ながら、私の仕事は3つの仕事のどれにも該当しません。
私の職種は事務です。経理総務です。
会社の中の間接部門というもので、会社という組織があってはじめて成り立つ仕事です。
事務仕事で、独立なんて絶対にできません。
そういう意味では事務職はつらいですね。
会社のなかでは収益をあげない部署と揶揄され、いざという時には独立もできない。
だから、このブログは自戒の意味を込めています。
私は独立できる仕事に移ることを決意しています。
そのために転職の準備を粛々と進めているところです。
独立できる仕事への転職する際には、転職支援サービスを提供している『ビズリーチ』を活用する予定です。
『ビズリーチ』は独立できる仕事の求人案件を多数保有しています。
是非、あなたも活用してみてください。
今後、会社にいられなくなる事態に遭遇した時、何の仕事に就いているかが大変重要になってきます。
仕事を決めるときには好き嫌いだけではなく、『独立できる仕事』かどうかの観点も取り入れて決めるようにして下さい。
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