『お金よりも休みが欲しい』
生活できるだけのお金があって、できるだけ休みが多いほうがよい。
そんな働き方を求める人が増えています。
毎日、夜遅くまで残業、そして休日にも出勤、そこまで仕事をして多少給料が増えても決して嬉しくはない。
それより今より給料が大幅に下がるのは困るが、そこそこ下がっても休みが増えるのであればそちらの方が魅力的である。
今回は、休みが多い会社のメリットを3つ挙げたいと思います。
メリット1 休みが多い会社は利益率が高い。
いまはガツガツ仕事する時代ではありません。
ガツガツというのは長時間ということです。
右肩上がりの経済成長の時代であれば、長く働けば長く働くほど、会社は儲かるし、従業員の給料も増えていきました。
しかし、そんな時代はとっくに終わって、いまは労働時間の長さが利益につながりません。
休みが少なく、長時間労働で薄利多売のビジネスはジリ貧で、今後の成長は望むべくもないのです。
逆に、いまは休みを多くし省労働で利益を伸ばす時代です。
休みが多い会社は、有能な経営力と利益率の高いビジネスを所有しています。
逆に、長時間労働で休みも少ない会社は薄利多売で、利益は薄く、従業員の給料も安い。
メリット2 休みが多い会社は本業以外の収入源を持つことができる。
給料が安くても、休みが多ければ、時間あたりの単価は上昇します。
しかし、この考えには腑に落ちないことがあります。
「時間当たりの労働単価が上がっても、収入総額が減るのだから喜ばしいことではない」というものです。
それはその通りです。
であれば、休みの日を利用して副業をすればよいのです。
副業をして収入アップを図りましょう。
ここで再び腑に落ちないことがあります。
それは「休みを利用して副業をすれば、休みの多い会社にいる意味がない」というものです。
しかし、それは間違った考えです。
その理由は、休みの日にする副業は収入アップのためだけではないからです。
休みに副業をするのは、本業とは別にもう一つの収入の柱を打ち立てるためです。
いまの時代、本業だけではリスクが高い。
ゆえに収入源は複数持つべきです。
最近は大企業もリストラを断行しています。
年齢が40歳を過ぎると、たとえあなたが優秀であってもリストラのターゲットにされてしまいます。
最悪な場合、35歳でリストラ対象にされることだってありうるのです。
会社が本気でリストラを始めたら、私たち社員はひとたまりもありません。
たとえ退職金を割り増しでもらったとしても、次の職は探さなければなりませんよね。
そのとき、職があればいいが、なかなか見つからなかった時にはどうしますか。失業保険は長くても6ヵ月ほどで切れてしまいます。
そのためにも休みが多い会社で、休みを利用してもう一つの収入の柱を作っておくのです。
備えあれば憂いなし。
休みの多い会社だからこそできることです。
メリット3 休みが多い会社は活力ある人生を送れる。
休みが多い会社は、活力ある人生を送れます。
実はこれが一番のメリットです。
歳を重ねるにつれて必ず体力が落ちてきます。
休みが少ないと、疲れが取れません。
毎日の仕事に悪影響がでてしまい、パフォーマンスが低下します。
では、20~30代の体力のあるうち問題ないのかというと全くそんなことはありません。
20~30代でも休みが少ないとストレスがたまり、仕事への集中力は低下していくでしょう。
若いうちは趣味や余暇にも時間を使いたいはず。休みが少ないと不満もたまってくるでしょう。
休みは心身をリフレッシュするために欠かせません。
そして休みが必要なのは、何も心身の健康のためだけではありません。
あなたの人生を充実したものにするために必要です。
休みを活用して仕事以外のことを見つけましょう。
『仕事人間』という言葉があります。
- 仕事ばかりで家に帰って寝るだけ
- 仕事ばかりで人間関係は会社だけ
これでは人生が充実することはありません。
人生を充実させるためには仕事以外の事をすることと、会社以外の事を考えることです。
そのためにも休みは絶対不可欠です。
休みは心身のリフレッシュのためだけではなく、あなたの人生を充実させるためにも必要なことです。
おわりに
最近、睡眠時間を十分に摂ることの重要性をよく耳にします。
仕事を忙しくしている人や、仕事ができる人は睡眠時間を削って仕事時間を捻出していると思っていましたが、全くが逆ですね。
忙しい中でも、しっかり睡眠時間を確保しています。
目先の労働時間を確保するために、睡眠時間を削っては集中力を欠いてパフォーマンスが低下することを理解しているわけです。
休みも同じです。
休みが少なく、長時間働く人は長期的に仕事に精彩を欠いてきます。そしてそればかりではなく健康にも支障をきたします。
成長する企業の経営者はそのことを理解しています。
だから休日を多く与え、社員の力を長期的な観点から引き出そうとしています。
また、休日を与えたほうが優秀な人材が集まることも計算しているわけです。
「時間はカネ以上の価値がある」
休みの多い会社は、社員にとっても、会社にとってもメリットが大きいのです。
是非、休みの多い会社で働きましょう。
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