「あなたの職場の雰囲気はどうですか」
職場の雰囲気はとても大事です。
良い雰囲気の職場で働ける人は、大変な幸運の持ち主と言っていいでしょうね。
一方、悪い雰囲気の職場にあたってしまえば、可哀想というよりもヤバい状況にあると思ってくださいね。
それはあなたの能力が確実に削がれてしまうからです。
具体的には3つの弊害があなたに及んでくることになるでしょう。
3つの弊害については後述します。
あなたが素晴らしい能力を持っていたとしても、職場の暗い雰囲に呑まれてしまい、その挙句実力を発揮できないことになります。
これは実にもったいないことです。
職場の雰囲気を決める要因としては様々なことが考えられますが、
一番の要因は上司の存在です。
上司がどういった人かによって職場の雰囲気は変わってきます。
であれば、人事異動などで上司が変われば雰囲気が変わる可能性もあるのですが、そう上手くいくとは限りません。
中小企業など人事異動がない会社は多く、大手企業にしても、最近は専門スキルに特化した人材配置をしていることから異動が少なくなってきています。
なかなか上司との縁は切れそうで切れません。
そういったときは思い切って転職を考えることも必要でしょう。
今回は、職場の雰囲気が暗いとあなたの会社員人生も暗くなる可能性があるというお話です。
職場が暗いとあなたの身におこる3つの弊害
職場が暗いとどういった弊害が生じるのでしょうか。
主に3つあります。
②「あなたのコミュニケーション能力が低下する」
③「あなたの仕事へのやる気が低下する」
具体的に一つずつ見て行きましょう。
①あなたの性格は暗くなり仕事に支障が出る。
職場の雰囲気が暗いと、間違いなくあなたの性格も暗くなります。
人は環境に左右されるからです。
あなたの性格が元々暗ければ、職場の雰囲気が暗くても意に介さず仕事を続けることができるかもしれませんね。
しかし、もしあなたが明るい性格の持ち主であったり、もしくは明るいまでいかなくても普通に会話する人であれば、職場の暗さには耐えられないのではないでしょうか。
毎日8~10時間は会社に居なければなりません。
それが何日も、いや何年も続ければ、あなたの性格は環境に染まってしまいます。
そしてあなたの暗く染められた性格が、仕事に支障を及ぼさなければ良いのですが、残念ながら仕事への支障は免れないでしょう。
あなたが仕事をしているとき、あなたから出る暗い雰囲気は顧客や取引先に確実に伝わります。
それは決して良いことではありません。
とりわけ、あなたの仕事が営業や接客業のような人と接する仕事であれば、損失はかなり大きなものになります
あなたの暗い雰囲気がお客様を遠ざけてしまうのは必至です。
②あなたのコミュニケーション能力は低下する。
職場が暗くて話しさえできない雰囲気のなかにいると、あなたは口数が少なくなり、その結果としてコニュニケーション能力が低下するでしょう。
私のいまの職場は、私語もできないような雰囲気です。
そのため、隣の人とさえ話もできず、一日の大半はパソコンに向かって仕事をしています。
たまに電話がかかってくると、自分でもどうしたのかと思うくらいに言葉がスムーズに出ないのです。
本当にショックですね。
口数が少なくなるとロレツが回らなくなって、言葉が上手く出てきません。
おまけに頭も回転しないため、言葉も浮かばなくなります。
仕事において私語やムダ話は不要だと考える人もいるでしょうが、私はそうは思いません。
人は話をすることによって、頭や体がリラックスし、うまく機能し始めるのだと思っています。
職場が暗いと確実にコミュニケーションの能力は低下します。
コミュニケーション能力が低下すると、仕事がスムーズに流れません。
お客様との関係、社内の人間関係などあなたの周辺すべからくに悪影響を及ぼすことになります。
③あなたの仕事へのやる気は低下する。
職場が暗いと社内のどんよりとした雰囲気に包まれます。
そんな雰囲気のなかで働いているあなたは、仕事へのやる気を失っていくでしょう。
考える力が湧かず、動こうとする気力が湧かず、仕事へのやる気を失ってしまいます。
どんなにあなたが高い能力を持っていたとしても、仕事へのやる気を持っていなければ、良好なパフォーマンスを上げることはできません。
あなたの職場の雰囲気が暗ければ、おそらくあなたと一緒に仕事をする仲間もやる気を失っているでしょう。
そして、やる気をなくしたあなたとあなたの仲間が、さらに職場を暗くしてしまいます。
まさに負の連鎖と言ったところです。
職場の雰囲気が暗い原因は『上司』です。
では職場が暗くなるのは原因はどこにあるのか。
それは職場の責任者の締め付けが主な原因です。
実際に口に出して、
「私語をするな!」
「仕事に集中しろ!」
と言う上司もいるでしょうし、口には出さずに無言の圧力で職場を締め付ける上司もいます。
会社の雰囲気を決めるのは『上司』です。
もう少し具体的に言えば、上司の性格が暗いから職場が暗いのではなく、上司の締め付け度合いが強すぎるから職場が暗くなります。
あなたの上司の性格が暗くても、部下に強権を振るうような人でなければ職場は暗くなりません。
つまり、あなたの上司が放任主義で、部下を締め付けるような人でなければ職場は暗くならないということです。
それに対して、あなたの上司がすごく明るくて、前向きで、行動力のある人であったとしても、部下への締め付け度合いが強ければ、職場は暗くなります。
そして、もうひとつ付け加えると、上司が部下の細かい言動まで目を光らせるのも職場の雰囲気を暗くします。
たとえば、あなたが電話で話しているとき、上司があなたの電話の内容に耳をそばだて聞いているといったケースです。
そしてあなたが電話を切るやいなや、上司はあなたに電話の内容について一方的に質問をしてきます。
「誰からの電話か?」
「どういった要件だった?」
細かい所までチェックが入ります。
常にあなたの一挙手一投足が見張られているわけです。
こうなると、職場の誰しもが委縮してしまい、結果としてしゃべらなくなり、積極的に仕事をしようとする気分にはなりません。
上司の振る舞い一つで職場の雰囲気は、いかようにも変化します。
職場が暗いうえに待遇が悪ければ転職して下さい。
職場の雰囲気が暗い会社で働くことの弊害を3つ述べてきました。
では、あなたのいまの職場が暗い職場であるとしたらどう対処すべきか。
「我慢して居続けるか」
それとも
「転職するべきか」
それについては、あなたのいまの待遇しだいといったところでしょう。
つまり、会社の雰囲気が暗くて、かつ待遇が悪ければ転職するべきです。
待遇が悪いうえに雰囲気の暗い会社の中にいると、あなたの能力は日に日に抹殺されているわけです。
そんな状況に対して我慢する必要はないのではないでしょうか。
逆に、待遇面に不満がなければ、会社が暗くても我慢すればよいでしょう。
3つの弊害といっても、すぐに対処しなければどうにかなるといったものではありません。
パワハラを受けているのであれば、急ぎ転職しなければ大変なことになりますが、そういった緊急性のあるものではないため、じっくり対処しましょう。
おわりに
私は転職活動で面接に伺うと、必ず見るのが社内の雰囲気です。
社内の雰囲気が暗そうであれば、採用になっても辞退しています。
重い雰囲気、圧を感じる雰囲気の職場に見ると、希望の条件を提示されることになっても続ける自信が全く湧きません。
それだけ、会社の暗い雰囲気は大きなマイナスです。
いまのあなたの職場の雰囲気はどうですか。
もし職場が暗くて、自分の能力がいまいち発揮できていないと感じるのであれば、間違いなく会社の雰囲気に呑まれてしまっています。
つまり、知らず知らずのうちに会社の暗い雰囲気によって、あなたの能力が削られているということです。
今後、暗い職場から逃れられる可能性がないのであれば、すぐにでも新しい職場を探しましょう。
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最後に一言。
会社の雰囲気を甘く見てはいけません。
暗くてじめっと職場は確実にあなたの能力を奪っていることを忘れないようにして下さい。