会社の独特なルールに我慢できない人は転職しましょう。

会社の体質

会社の数は星の数ほどあります。

そして、それぞれの会社に独特のルールがあります。

独特のルールとはどういったものか?

会社のルールには、就業時間、休日などのよう就業規則のようなルールもあれば、毎朝の朝礼実施や定例ミーティングの実施のようなルールもあります。

でも、今回の会社独特のルールとはそういったどこの会社でもあるようなレベルではありません。

もしかしたら、うちの会社だけがやっているのではないの?的なレベルのルールです。

実は会社独特のルールに苦痛を感じて退職する人は少なくありません。

たかがルールなのだから従っておけばいいじゃん、と楽観的な人は思うでしょう。

しかし、独特なルールに我慢できない人は我慢できません。

今回は、会社独特のルールに我慢できない人は、転職するしかないといったお話しです。

 

会社には独特のルールが必ずあります。

会社員は会社組織に属しているため、会社のルールには従わなければなりません。

会社には就業規則という会社の大きなルールがあります。

そのなかには、会社生活を送るうえでの基本的なルールが書かれています。

就業時間、休日、賃金を始め、懲戒処分などの罰則規定などに至るまで幅広く書かれています。

そして、就業規則の他にも社内規定は数多くあります。

大企業になるほど社員数が多いので、社内規定の数は多くなります。

例えば、有名なところでは出張規定や旅費規程などがあります。

社内に文書化されたルールには絶対服従です。

これに違反すれば、懲戒処分を受けなければなりません。最悪の場合、解雇されることもあります。

他方、会社にはもう一つの全く別のルールがあります。

それは『文書化されていないルール』です。

どういったルールかと言いますと『会社独特のルールで、独自に定められた習慣なようなもの』です。

会社も、人間と同じように色々な個性を持っています。

独特のルールとは、その個性が表面化したもの。

『こんなルールはうちの会社だけでは?』といったものは、どの会社にも必ずと言っていいほどあるものです。

そんな独特のルールですが、ときに社員を苦しめる事態にまで発展します。

独特のルールの中には強烈なものもあり、社員の中には、独特のルールを受け入れることができない社員もいます。

そうした社員は、十分に能力を発揮することができなかったり、または最悪の場合、会社に馴染めずに退職に至ったりすることもあります。

会社独特のルールが社員をダメにすることもある。

会社には独特のルールが存在します。

それは就業規則や規定ように『文書化されていないルール』です。

私の経験した会社独特のルールは、出社時と退社時に上司のデスクまで行って挨拶することです。

わざわざ、自分の仕事を一旦中断し、自分のデスクから距離の離れた上司の元へ歩いて、挨拶にいくわけです。それでもし、上司が電話でもしていれば、電話が終わるのを立ったまま待つことになります。

この独特のルールについて、私は当時凄い不満を抱いていたので今も鮮明に覚えています。

不満に思った理由とは、仕事の効率性が落ちるとか、挨拶に行く時間がもったいないといったこともありますが、一番の理由は『会社の操り人形』にされていると感じたからです。

会社の操り人形になるとは、ある種のマインドコントロールにかかったように『会社の人間』となるということです。

会社人間になるとは、上司に気に入られるための方法を考えたり、社内で上手く立ち回る方法を考えたり、ついには出世の方法や社内派閥の構想にまで思いを馳せるようになることです。

こうなると、自己成長は止まります。

自己成長が止まれば、いまの会社で生きていくしか選択肢はありません。

成長が止まって仕事の能力スキルを磨いていない状態で、転職市場に出て行こうなんて、そんな甘い世界ではありません。

転職市場は、能力スキルの売り買いをしている場です。

能力スキルもない人が転職市場に出て行っても、安く買い叩かれて大失敗の転職になってしまうのがオチです。

だから、頭のなかは会社のことではなく、仕事のことでいっぱいにしておかないといけません。

「どうすればもっと良い仕事ができるか」

「良い仕事をするには何が足りないのか」

これがこれからの時代には大事になってきます。

会社なんて、いつ追い出されるか分からない時代ですからね。

仕事の能力スキルを磨いておけば転職市場に出て行っても大丈夫です。

そのためにも会社の独特のルールで会社人間にされないようにしなければなりません。

私の友人のなかには、ランチを職場の人と一緒に取るといった独特のルールの会社で働いていました。

これもマインドコントロールの一種です。

仕事と無関係な独特のルールを作り、それを押し付けてくる会社は考えものです。

会社独特のルールが我慢できないなら転職をしよう。

会社の独特なルールは、我慢できない人にとっては本当に我慢できない。

上述した「上司のデスクまで行って毎朝挨拶する」や「ランチを一緒にする」は仕事に直接関係のないことなのに、どうしてそこまで命令されないといけないのか。

会社側の言い分としては、社内の結束力を強くする、部署内のチーム力を高めるといったことを建て前として出してきます。

でも、本音の部分では、社員を管理下に置きたいのです。

そういった部分については社内イベントも同じですね。

忘年会、社員旅行、歓迎会などを、会社によっては運動会まで催す会社もあります。

これは全て社員をマインドコントロールして、会社に最適化した人材へとしてしまいたいという思いからです。

そうした会社の思惑を知ってか知らずか、全く意に介さない社員がいます。

毎朝、上司に行くのも気にならない。

皆と一緒にランチ食べるのも平気。

苦痛さを感じない。

でも一方で、我慢できない人もいます。

最初はランチが嫌だけだったが、そのうち上司が嫌い、会社が嫌いと大きくなっていきます。

最後には「この会社はおかしいよ」ということになります。

「この会社はおかしいよ」という点が多くなればなるほど、いまの会社で仕事をし続けるのは難しくなっていきます。

会社独特なルールは仕事以外のことなので、たとえ我慢できなくても大したことのないように思えるでしょうが、それは大きな間違いです。

会社の独特なルールは、会社の社風を反映しています。

会社の独特なルールは、経営方針を反映しています。

もし、あなたがいまの会社の独特なルールに我慢できないのであれば、あなたは会社の社風に合っていないことになります。

そうなると、あなたは自分の能力を十分に発揮していないため、人事評価も低い評価となっている可能性が高い。

⇒あなたの能力を発揮するには、自分に合った社風の会社で働くことです。

だから、独特なルールに合わないだけだと軽く見てはいけません。

独特なルールがなくなることはありません。

独特なルールは会社の個性ですから。

それが我慢できないのであれば、あなたが転職して他の会社に行くしかありません。

おわりに

独特なルールに我慢できないくらいで転職するの?って思う人もいるかもしれません。

しかし、我慢できない人には我慢できない。

私も毎朝、上司のデスクに挨拶に行くのが苦痛でした。

なぜ、こんな独特なルールを作るのだろうか?と何度思ったことか。。

そして、その会社では飲み会での一発芸や、毎朝順番に5分間スピーチも独特のルールに組み込まれています。

苦痛だらけですね。

結局、私はこの会社には合わないということです。

そうなると上司とも当然、考え方が合わない。

結局、しばらくした後、他の会社に転職しました。

会社の独特のルールは、どんな会社にも存在します。

いまの会社の独特のルールが我慢できないのであれば、いまの会社が自分に合っていないということです。

その場合、転職という選択も視野に入れておくべきでしょう。

⇒転職活動にはやるべきことの順番がある。

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