「いまの給料に不満があるので転職します」と宣言して転職活動に踏み切る人は多い。
私もそういった経験がありますし、私の周辺の人にもそういう人はいます。
やはり、給料は仕事をしていく上で重要ですからね。
そして、努力の甲斐あって転職先から内定の連絡を受けたとしましょう。
しかし、ここで大きな壁に直面します。
「転職先からの内定はもらえたが、希望の給料額を出してもらえない」
なんとか希望の給料を出してくれるようにお願いしても叶わないといったケースです。
こうなると、せっかくの採用内定ですが辞退するしかありません。
給料アップのための転職です。
希望の給料が取れないのであれば転職する意味がありませんからね。
そして、また新たな転職先を探すことになります。
この繰り返しで希望の給料を出してくれる会社に出会えればよいのですが、運悪く出会えなければ、いつまでも金欠の生活が続くことになるわけです。
そこで1つの提案があります。
それは「収入を増やす方法を転職だけに絞らず、他の選択肢も持って欲しい」ということです。
内定をもらえるということは、あなたには仕事ができる能力が備わっているということです。
要は、その能力を別の方面で有効に使いましょうということ。
今回は、転職内定をもらえるが希望給料を獲得できない人へ、独力で稼いでみてはどうですか?といった提案です。
転職内定もらっても給料が低ければ辞退しよう。
仕事は生活費を稼ぐためにするもの。
だから、給料金額は仕事をするうえで重要になってきます。
誰もが少しでも給料を上げてもらおうと頑張って仕事をしているでしょう。
しかし、実際はなかなか思うような給料がもらえない。
「いまの会社で頑張っても、給料上がらない」といった不満を持つのも無理はありません。
給料を決める人事評価なんていい加減なもので、ほとんどが上司の好き嫌いで決められているのが実情です。
人生を左右する給料金額がそんないい加減に決められるのだから、社員はたまったものではありません。
そりゃ、別の会社に移りたくもなりますよね。
そして、実際に転職活動をし、見事に採用内定をもらえたとしましょう。
しかし、ここでショッキングな事態が発生です。
それは「提示された給料額が自分が希望している金額に及ばない」というものです。
せっかく内定を勝ち取って喜んでいたのも束の間、一気に気持ちが落ち込んでしまう事態に。。。
実はこうしたケースはよく起こることです。
私も転職内定をもらいながら、給料金額の条件が折り合わずに辞退したことは5~6回くらいはあったように記憶しています。
こうした事態を避けるための対策としては採用面接のなかでしっかりと希望額を伝えておくことも一つの方法です。
・転職時の給料交渉は、応募書類に希望金額を書くことから始まる。
とにかく希望の給料金額を獲得するのは難しいものです。
相手の会社にしてみれば、仕事ぶりを実際に見たことがないので、いきなり高い金額を提示しづらいという事情もあるでしょう。
さてあなたが上記のようなケースに直面した場合、どうしますか。
給料額に妥協して転職するか、それとも転職内定を辞退するか。
まさに人生の岐路ですね。
給料アップの転職は簡単なことではない。
私は転職内定をもらっても提示された給料に納得ができない場合、内定を辞退してきました。
理由は、入社後の頑張りで給料が上がる可能性はあるかもしれませんが、それはあくまでも可能性にすぎないからです。
たとえば、面接時に「最初は希望の給料金額は出せないけど、あなたの頑張りで昇給は出来ますよ」なんて言われたとしましょう。
人は自分の都合のいいように物事を解釈する傾向があります。
だったら、転職して頑張ってみようかと思ったりもします。
しかし、会社は甘くないです。
それはただの誘い文句であって、そうたやすくは希望の金額までの昇給を実現してはくれません。
この点については以下の記事に詳しく書いています↓
・給料交渉での決め台詞「頑張ったら給料上げてやる」は嘘っぱちだ。
社員に支給する給料は会社費用です。
会社の売上や利益に応じて、支給できる金額にはおのずと限度があるのです。
あなたがいくら有能であっても、会社には人件費に充てる予算が決められており、それ以上の金額は出せません。
ただし、1つだけ可能性のある会社があります。
それはオーナー企業です。
オーナー企業であれば、あなたの希望の給料額を叶えてくれるかもしれません。
・給料交渉ができる会社は、オーナー社長が直に面接してくれる会社だけ。
その代わり、オーナー企業は独裁色が強いため、社長との相性が悪くなれば人生おしまいです。
冷遇されることもさることながら、肩たたきされることも覚悟しなければなりません。
転職内定を取れるだけの能力を副業に活かそう。
あなたが転職内定を取れたのであれば、会社の戦力として認められたということで自信を持っても良いのではないでしょうか。
極端な話ですが、会社にとって戦力にならないとみなされた人は、給料0円でも採用されません。
希望の給料金額には満たなかったものの採用内定が取れたということは、あなたの能力は評価されたということです。
能力があると認められたのですから、それを糧にしてこのまま希望の給料を出してくれる転職先を探し続けることもありでしょう。
しかし、私は別の道を進むことを提案したい。
その道とは『副業』です。
転職する目的が給料アップであるならば、収入を増やせば転職する必要はないということです。
副業と一口に言っても、色々なものがあります。
ちょっとした短時間のバイトも副業の一つです。
しかし、せっかく副業するのであれば、お金を手にしながら転職するときにも役に立つ副業をするべきです。
欲張りな考え方ですが、同じ働くのであれば、一石二鳥となるものをやりましょう。
その副業とは『プログラミング』です。
プログラミングとはコンピュータへの指示書を作成することです。
コンピュータはその指示に従って稼働しているのです。
スマホのアプリやゲーム、現在注目のAI(人工知能)やIoT(モノのネット化)など、いまのネット社会を支えているのはプログラミングです。
プログラミングは時代の寵児となりうるスキルです。
これだけ将来性のあるスキルですので、習得しようとすればやはり甘くはありません。
それなりの努力と頑張りは必要です。
だからこそ、能力の高いあなたに向いているのです。
おわりに
給料アップの転職が叶うのであれば、それに越したことはない。
問題はそれが叶わなった時です。
引き続き転職活動を行うのも1つの方法ではありますが、もう一方で副業をするのも効果的な方法であります。
なにもどちらか1つに絞る必要はありません。
両方を同時進行でも良いでしょう。
ただそうなると「転職活動」と「プログラミング学習」をしながら、いまの会社で仕事もしなければなりません。
これでは3足の草鞋(わらじ)になってしまい負担が大きくなります。
せめて2足の草鞋が限界でしょう。
となれば「転職活動」を外注してしまいましょう。
転職活動の外注とは転職支援サービスを利用することです。
転職支援サービスとはあなたの希望条件を伝えておけば、該当の求人案件が発生した際にメールにて通知してくれます。
そして、面接日時から相手企業との交渉事までの全てをやってもらえます。
あなたはただ面接に行くだけです。
これだけ外注できれば、かなりラクに転職活動を展開できることになります。
転職支援サービスは、ハイクラスな求人情報を持つ『ビズリーチ』に登録しておけば充分です。
あなたは仕事ができる人です。
なにも一つに選択肢を絞る必要はありません。
あらゆる可能性を考えて動いて行くなかで、上手くいきそうなものを最後に選択すればよいのです。
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