転職回数が多い人は『仕事ができる可能性』を秘めている。

転職の良き点

『転職回数が多い人は、世間のイメージが良くないですね』

まず、信用力がないよね。

忍耐力がないイメージですね。

飽きっぽい性格なんじゃないかな。

しかし、ものごとには常に2つの面があります。

いい面と悪い面です。

世間では、転職回数が多いことはマイナスのイメージですが、私はプラスの面も見る必要があると思っています。

転職することは、大変なエネルギーを要することです。

それを何度もやってのけるということは、そう簡単なことではありません。

私は、次のような考えを持っています。

「転職する人は、ビジネスをする上での大切な素養を持ち合わせている。」

その素養とは、『行動力と精神力』です。

今回は、転職回数の多い人が「ダイヤの原石」である可能性について紹介します。

 

転職回数が多い人にとって「会社は借家みたいなもの」

転職回数が多い人は、会社に対して独特な考え方を持っています。

それは、会社を「借家」として捉えているということです。

転職は、借家から借家へ引っ越すようなもの。

その会社を創業したのであれば、自己所有の家となります。しかし、雇われの身である会社員にとっては借家にすぎません。。

借家はいつでも出ていけます。条件の良い借家が見つかれば、そちらへ移り住めるのです。

転職回数が多い人は、「仕事が嫌になって辞めている。会社が嫌になって辞めている」と思われていますが、それは全く違います。

仕事が嫌になって会社を辞める人は、精神的にやられてしまって、次の仕事を探そうなんてことはありません。

最悪の場合、引きこもりになる人もいます。

つまり、仕事が嫌になって辞めるのであれば、転職回数は増えることはありません。

転職回数が増えるということは、会社を辞めても次の会社に入っているということです。

それは、言い換えれば「良い条件の会社に移っている」ということです。

良い借家が見つかったので引越しをしているということです。

転職回数が多い人は、会社に忠誠心など全く持っていません。

彼らにとって、会社はただの借家にすぎません。

転職回数が多い人は、仕事ができる素養あり。

転職回数が多い人は、行動力があり、精神力の強い人が多い。

世間では、「すぐに仕事を変える人は忍耐力がない」と決めつけているようですが、実はそうではありません。

いまの仕事を辞めて、次の仕事に移るまでのステップは、簡単なことではありません。

派遣社員で働いている人は、派遣会社が次の仕事を見つけてくれるので、いまの仕事を辞めることに抵抗もなければ不安もありません。

しかし、派遣ではなく、直接雇用で働いている人は、いまの会社を辞めれば自分で次の仕事を探さなければなりません。

ここで『強い行動力』が必要とされます。。

そして、すぐに見つからなければ失業です。生活費を断たれます。

当然、不安を感じます。このまま、仕事が見つからなければどうなるのか。

その不安に耐えるだけの『精神力』が求められます。

実は、行動力と精神力は、仕事をするにあたっての重要な能力の一部として広く認知されています。

転職回数の多い人は、皮肉にも、この2つの能力を転職回数を重ねることで養っていることになります。

考えようによっては、転職活動することは営業職のようなもの。

自分を売り込んでいくために行動を起こし、何度も不採用になりながらも、それでも自分を奮い立たせて、次の会社へ応募する。

営業職は、最も大変な仕事の一つです。誰もができる仕事ではありません。

転職回数の多い人は、その営業職に必要な能力を備えているということです。

転職回数が多い人は、退屈な仕事をしてはいけない。

転職回数が多い人は、仕事ができる素養が備わっています。

あとは、「これぞ!」と思える仕事、もしくは会社に巡り合うことです。

もし、そういった仕事に出会うことができれば、きっと大きな戦力となって会社に貢献する人材になります。

私が、ここまで確信的に言えるのには、それなりの根拠があります。

転職回数が多い人は、前述したとおり、会社を借家のようにとらえています。いまの会社より条件の良い会社があれば、その会社へ移っていきます。

しばらくの間は、条件だけで仕事を決め、何も考えずに転職を続けます。

が、しかし・・・・

ある時期になると、「このまま転職を続けても、同じことの繰り返し。そろそろ腰を据えて仕事をしたい」という衝動に駆られてくるのです。

30後半から40代にかけて、そういった衝動に駆られてきます。

そういった心の底にある思いが実現し、腰を据えて仕事をすることができたときには、きっと素晴らしいパフォーマンスを発揮することができます。

では、どういう仕事に就くと腰を落ち着けて働こうという気持ちになるのか。

そこは、その人の持つ適性や強みによって変わってきます。

自分の適性や強みを知りたい人は、転職エージェントの『ビズリーチ』(直接スカウトから連絡が来ます)で調べることができます。

一つだけはっきり言えることは、退屈な仕事ではダメだということ。

転職回数が多い人は、好奇心旺盛で行動力のある人。

退屈な仕事では長続きしません。

できれば、裁量権を持って自由にやれる仕事が向いているような気がします。

そして、結果がついてくれば、それが報酬に反映されること。

そうなれば、ベンチャー企業、若い会社、外資系企業といったところが有力候補となります。

裁量権をもらえるし、色々な業務を幅広く携わることができます。

決して退屈することはないでしょう。

おわりに

転職回数の多い人は、仕事ができる素養を持ち合わせています。

具体的に言えば「行動力」と「精神力」です。

会社との良き出会いがあれば、この素晴らしき素養が発揮されるでしょう。

それまでは、転職回数が積み上がっても問題ありません。

世間では、ひとつの事を継続することが素晴らしいという考えが主流です。

楽しくもなく、面白くもないのに、その気持ちを押し殺して継続し続けることが称賛に値するというものです。

その考えを忠実に実行する人は、転職することなく、1つの会社で人生を終えようとします。

実のところ、転職回数ゼロで1つの会社で人生を終えようが、転職回数100回で次々と会社を変わろうが、そのようなことはどうでもよいのです。

大事なことは、楽しく、面白く働くことができるかどうかです。

そして、そこで力を最大限に発揮できるかどうかなのです。

 

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