「会社の人間関係について悩んでいない人はいない」
そう断言できるほど、人間関係の問題は私たちにとって永遠のテーマです。
人間関係の問題は会社だけのものではありません。人が集まれば、必ず起こる問題です。
であれば、半分諦めの気持ちにもなったりしますよね。
そうはいっても、会社は一日の大半を過ごす場所です。
できることなら、人間関係の問題を抱えることなく仕事に打ち込みたい。
そのために重要なことは、以下の2つです。
①『自分に合った仕事に就くこと』
②『自分に合った会社で働くこと』
この2つを間違えなければ、大きな人間関係の問題を抱えることはありません。
今回は、人間関係の問題を解決したいのであれば、自分に合った会社と仕事を選び直すことの必要性について説明します。
人間関係の悪化を避けるためには、自分に合う仕事を選ぶこと
人間関係の良し悪しは、一言でいえば『相性が合うか、合わないか』の問題です。
相性が合う者同士がひっつき、合わない者同士がいがみあう。
相性を決めるのは、その人が持っている価値観や考えによるところが大きい。
ということは、同じ価値観や考えを持つ人が集まる仕事に就けば、相性が合うということです。
世の中には多くの種類の仕事がありますが、実のところ『同じ価値観や考えを持つ人は、同じ仕事に就いている』のです。
分かりやすい例として「営業職」と「研修職」の仕事に就いている人はどんな感じの人であるか想像してみてください。
何となくイメージできるのではありませんか?
仕事によって、その仕事に就いている人の『カラー』があります。
。営業職と研究職では『カラー』が異なります。
もし、あなたが明るく社交的で、活動的な人であれば、営業職に就くべきなのです。
そうすれば、あなたと同じような価値観や性格を持った人が営業職にいるので、相性が合うということになります。
反対に、あなたが研究職に就いてしまったら、あなたは研究職の人達とは相性が合いません。
研究職の人は物静かで思慮深き人が集まっているため、あなたの明るく社交的な性格では相性が合わないということです。
もしあなたが人間関係で問題を抱えているのであれば、あなたのカラーがいまの会社の人たちのカラーと異なっているということです。
あなたのカラーが赤色であれば、赤色の会社や仕事に就かなければ、相性が合わず人間関係に問題が生じてしまいます。
まずは「自分に合った会社と仕事を選ぶこと」です。
私は事務系の人間です。
以前、自動車部品メーカーで経理をしていましたが、同じ事務系の人事の人たちとは相性があうのですが、現場で組立をしている人たちとは相性が合いませんでした。
仕事もスムーズにはいかず、対立することもあったくらいです。
私のカラーが現場の人のカラーと合わないのです。
良い悪いとかではなく、根本的に相性が合わないということです。
自分に合う仕事および会社の見つけ方
では、自分に合う会社や仕事はどのように見つけるのか?
仕事については自分のやりたいものを選択することです。
興味のあるもの、もしくは好きなものを選択するだけです。
好きな仕事に就けば、その仕事に就いている人とは価値観や考えが合っているということで話もはずむでしょう。
つまり相性が合うということです。
前述したように、私は事務系の仕事なので同じ事務系とは相性が合うことが実証されています。
そして、その仕事をどの会社でやるのかが人間関係の点では重要になります。
いわゆる「社風」というものです。
会社の持つカラーです。
社風が合うかどうかは、人間関係にとって重要であるだけはなく、能力を発揮するためにも重要であります。
この点については、こちらの記事にて詳しく書いています。↓
・あなたの能力を発揮するには、自分に合った社風の会社で働くことです。
社風の合う会社を探すのに、最も効率的なものは『転職支援サービス』を利用することです。
転職支援サービスは、アドバイザーがあなたの適性や希望に応じて求人を紹介してくれるサービスです。
あなたと相性の合う会社をピックアップしてくれるので、無駄な労力をかけずに会社選びができるということです・
転職支援サービスを手掛ける会社は多数ありますが、少なくともいま最も人気のある『ビズリーチ』には登録しておきましょう。
もちろん無料です。
それともうひとつは、数多く面接をこなして、面接官と話すことです。
面接官と話が合うことは、その会社との相性が合う可能性が高いと思ってもよいでしょう。
相性に「実力」が加われば人間関係で苦しむことはないです。
いくら相性の良い会社に入っても、仕事ができなければ人間関係に悩まされることになります。
当たり前のことですが、会社は仲良しクラブではありません。赤の他人が縁あって集まって一緒に仕事をしている状態です。
仕事ができずに他人に迷惑をかけていては、周囲の人間は離れていきます。
特に男性社員であれば、出世競争にさらされているため、仕事ができない人との交流は控えようとする傾向が強くあります。
逆に言えば、仕事の実力をつけて実績さえあげてしまえば、鬼に金棒ということです。
実績をあげることで勝ち取った尊敬と信頼が人間関係をスムーズなものにしてくれます。
それは相手がたとえ上司であってもです。
権限を持っている上司でさえ、実績を積み上げた者には手が出せません。もちろん、パワハラなんてされることもありません。
そのためには何歳になっても自分を磨くことに専念してください。
⇒40代からでも自己研鑽に励むこと。それが最大の自己防衛です。
おわりに
人間関係の問題は、本人の努力では『どうしようもない部分』があります。
その部分とは『相性の部分』です。
何とか相手に合わせようとしても、空回りしてしまったり、さらに関係を悪化させたりすることもしばしばです。
相性が合わなければ、会社や仕事を選び直すことです。
そして、相性の合う会社や仕事に巡り合えば、そこで一緒に人働く人とも相性が合うことになります。
そこでは人間関係に悩まされることはありません。
一見、遠回りな解決に見えますが、それが唯一の解決方法です。
そうはいっても、なかなか会社や仕事を変えるのは勇気がいります。
もし人間関係の問題が大きくならなければ、いまの会社でいまの仕事を続ければ良いでしょう。
お互い大人同士。本音は別にして表面的には上手くやることもできたりもします。
しかし、どうしてもうまくいかない時は、新しい会社や仕事を見つけることです。
人間関係にいつまでも悩んでいては仕事になりません。
いまは転職の時代です。
自由に仕事を選択することができるのです。
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