「下手な鉄砲も数打てば当たる」という言葉があります。
何をするにしても、結果を出そうとすれば数をこなすことが必要です。
この言葉は転職活動にもあてはまります。
希望の転職を勝ち取りたければ『応募数を増やすこと』です。
どういうことか?
誰でも転職するときには希望条件を持っているはずです。
その希望条件を満たす求人を見つけるには、応募数を増やしてできるだけ多くの求人案件で「面接まで進む必要がある」ということです。
求人票の情報だけでは、希望条件を満たす求人かどうかは判断できません。
できるかぎり面接の段階に進んで、直接話すことで最終的な判断を下してください。
求人票だけ見ると多少の希望を満たす程度の求人案件だと思っていたところ、とりあえず応募して面接まで行ったら、実は希望をかなり満たす求人だったということは、よくあることです。
逆もしかりです。
求人票を見る限りは希望条件を100%満たす案件かと思ったら、面接にそうではなかったことが判明することもよくあることです。
今回は、希望の転職を遂げるには、応募数を増やして面接まで進むことがいかに重要であるかについてお話しします。
面接の機会を獲得するために応募数を増やす。
転職するときは、各人がそれぞれの希望条件をもっているはずです。
給料を上げたいという希望を持ってる人もいれば、好きな仕事に就きたいという希望を持っている人もいるでしょう。
ただ、いつでも希望条件を満たす求人が出ているとは限りません。
出ていなければ、出てくるのを待たなければなりません。
忍耐の時期ですね。
⇒転職したいときに希望の求人が出ていない。唯一の打開策はひたすら待つこと。
ただ現実問題として、希望条件を100%満たす求人案件が出てくるのを待っていては、前には進めません。
そこで必要なことは、自分の中で希望100%でなくても、希望に近い案件であればとりあえずは応募することです。
そうなると必然的に応募数は増えていきますよね。
実は、応募数を増やすことが希望の転職の実現には不可欠なのです。
どういうことか?
だれでも転職するときには希望条件を持っているはずです。
その希望条件を満たす求人かどうかは、求人票からだけではなく、面接で直接会って話をして判断しなければなりません。
大事なことは、面接で会って話すことです。
そこで初めて希望条件を満たす求人であるかどうかが分かります。
だから、気になる求人があれば、面接の機会を得るために応募しましょう。
以下は、応募することで視界が開けた例です。
- 仕事内容について求人票を見る限りはわずかに希望を満たす程度だったが、とりあえず応募して面接で詳しい内容を聞くと、自分の希望をかなり満たすことが分かった。
- 給料について求人票には希望を若干下回る金額が記載されていたが、とりあえず応募して採用されたときに提示された金額は希望額を上回っていた。
私は長い間転職活動をしていますが、似たような経験はあります。
実際に面接で会社に行くと、求人票には記載されていない情報を受け取ることもあります。
だから「この求人、私の希望を満たしているな!」と少しでも思ったら、遠慮せずにどんどん応募しましょう。
そして面接の機会を手に入れましょう。
応募数を増やすために転職エージェントを利用しましょう。
求人を探して応募するのに、ハローワークを使うのも結構ですが、応募数を増やすのであれば転職エージェントを利用することをオススメします。
その理由は3つです。
1つ目は、転職エージェントを活用すると希望条件を満たす求人を紹介してくれます。
応募数を増やすと言っても全く希望とかけ離れた求人に応募するわけにはいきません。
そこで、多数の求人案件の中から希望条件を満たす求人を探し出す必要があるのですが、その手間を省くことができます。
2つ目は、転職エージェントを活用すると一度の応募書類作成で済みます。
応募数を増やすと応募書類の作成が大変です。
ハローワーク紹介の求人であれば、手書きでの書類作成の後に、郵送のため封筒と切手を用意しなくてなりません。
転職エージェントを活用すれば、登録時に一度きりの作成で済み、その後は使いまわすことができます。
3つ目は、転職エージェントであれば、複数応募を受け付けてくれます。
例えば、ハローワークであれば複数応募をすると注意されることがあります。
基本的に一つの案件で結果が出た後に、次の案件に応募することをすすめてきます。
一方で、転職エージェントは同時に複数の応募をすすめてきます。
ハローワークとは対照的です。
少しでも希望に近い案件であれば積極的に応募することで、チャンスが広がるという考え方のようです。
転職エージェントについては、いま最も人気度の高い『ビズリーチ』に登録しておけば大丈夫です。
登録料は一切かかりませんので、どんどん利用しましょう。
転職活動は長期戦です。
効率できるものはどんどん効率していかないと身が持ちません。
応募数を増やすことに躊躇する人の特徴
応募数を増やすことで、希望条件を満たす転職に近づけるにもかかわらず、それをやろうとしない人がいます。
応募数を増やして、面接に足を運ぶことこそ、会社の本当の姿を見る良き機会なのです。
以下に、応募数を増やすことに躊躇する人の3つの特徴をあげておきます。
1、応募して採用になったら必ず行かなければならないと誤解している。
これは意外に多くの人がそう思っています。
応募して採用になったら、その会社に行かなければならないといった間違った考えが刷り込まれています。
実は、このことは会社側にも言えることです。
以前、私がある求人に応募し面接に行った段階で、その場で内定をもらったことがあります。
そのときに「いつから入社してくれますか」と聞かれたときには驚きましたね。
私にとって、応募は興味を示したレベルであって、入社したいレベルではないのです。
「応募する=入社する」ではありません。
2、不採用になるのが嫌だから。
応募数は増やせば、不採用の数も増えます。
でも、不採用の数が増えたからといって、何の不都合もありません。
もしあるとすれば、自信を失うくらいでしょう。
それよりも、せっかく希望を満たす可能性のある求人が出ているのに、応募数を気にして躊躇する方がよほどマイナスが大きいと思うのですが。。
チャンスをみすみす逃すことになりますよ。
3、求人案件を厳選しすぎる。
希望100%を満たす求人案件しか応募しないという人がいます。
これはもったいないですね。
たとえ、希望60%しか満たさない求人でも応募してみて、面接に行って話をする中で、希望度80%を満たす求人であったことが判明することだってあります。
求人票に記載されている情報だけで篩(ふるい)にかけているようではチャンスを見逃すことになります。
おわりに
転職の成功とは、希望条件を満たす会社に入ることです。
給料アップしたくて転職を決意した人であれば、給料アップの会社に入社できれば転職成功ということになるのでしょう。
しかしここでは、転職の成功の定義に一文付け加えたい。
転職の成功とは、希望条件を満たす会社に入って、そこでできるだけ長く勤めて実績を上げることです。
ただ入社して終わりではないということ。
本当に転職が成功したかどうかは、入社してからの活躍を見るまでは分かりません。
では、入社後に長く勤めて実績を上げるためには何が必要かを最後に申し上げます。
それは『社風が合っているかどうか』です。
社風が合っていなければ、長続きもしませんし、活躍もできません。
⇒あなたの能力を発揮するには、自分に合った社風の会社で働くことです。
そこで大事なことは、実際に面接に行って応募先の会社の人と会って話をしなければ、会社の社風を感じることができないということです。
そこで、自分に合う会社だと確信できれば、入社しても大丈夫ですね。
いわゆるフィーリングが合うというやつです。
それだけ面接に行くということは大事であり、その一歩手前にある応募するということも大事だということです。
転職の成功を遂げたいのであれば、まずは応募数を増やしていきましょう。
応募数を増やすことに才能や努力は必要ありません。
「この求人、いいなあ!」と少しでも思えば、応募するだけです。
その積み重ねが大きな成功をもたらすことになります。
コメント