40代といえば、学校を卒業後、働き始めて20年以上経った世代。
60歳を定年とすれば、ちょうど仕事人生の中間地点といったところです。
今後の仕事人生を考えるには、ちょうど良い時期ではあります。
『いまの会社で、いまの仕事のままで進んでいくのか。それとも、敢えて別の道に進んでいくのか』
40代は『ターニングポイント』の世代です。
いまの仕事が順調ならば、そのまま行く所まで行くのも良いでしょう。
しかし、もし今の仕事が順調でないのであれば、そして、もし今の会社での居心地が悪いのであれば、思い切って新しい道にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
その新しい道とはどんな道か。
それは「40代こそが歩める道」です。
40代は、仕事に関する知識や経験を豊富に持っている世代。
それらを自分のためだけではなく、社会のために使ってみてはどうですか?
社会のために使うと聞いてすぐに思い浮かぶのは、NPO法人など社会貢献を主な目的にしている組織でしょう。
NPO法人やボランティア活動など、利益を度外視してまでもやらなければならないことをやることこそ『社会貢献第一の働き方』といえます。
詳しくは下記の記事に書いています↓
・ミドル世代になれば社会のために働くのも選択肢の一つです。
しかし、それだけが社会貢献の道ではありません。
今回は、民間企業で社会貢献できる、社会的意義のある仕事を紹介したいと思います。
社会的意義のある仕事とは『生まれたての会社』を育てること
社会的意義のある仕事とは、その名の通り社会に貢献する仕事です。
しかし、今回紹介したいのはボランティアや公共機関での仕事ではありません。
民間会社でおこなう社会的意義のある仕事です。
その仕事とは『生まれたての会社』で仕事をすることです。
生まれたての会社と言えば、ベンチャー企業のことです。
ベンチャーと言えば、ITや最新の技術を用いて株式上場を狙うような会社をイメージする人が多いでしょう。
そんな華やかなイメージはなくとも、地味にひっそりと起業しているベンチャー企業は数多く存在します。
年間起業数は50,000社とも、60,000社とも言われています。
そんな生まれたての会社において、
40代が果たすべき役割は、これまでに培った知識や経験を持って会社の成長に寄与することです。
会社が生まれた当初は、創業者つまり社長が、一から十までの全て業務をみなければなりません。
社長は、仕事を取ってくることから、会社内の雑務まで、すべてを自分の手でやらなければならない状況です。
そこで、社長は次のように思います。
「もし、会社の業務のうちの一部でも、責任を持って業務を行ってくれる社員がいてくれたらなあ!」
「仕事を任せることができる社員がいたら、もっと経営者としての仕事に打ち込めるのになあ!」
このように思っている社長は、山のようにいるでしょうね。
そんな社長の思いを汲んで、責任ある業務を担っていけるのが、他ならぬ「経験と実績を兼ね備えた40代」です。
では、この仕事のどこに社会的意義があるのか。
それは、世の中に会社を誕生させ、軌道に乗せることで、社会に大きなプラス効果をもたらすことにあります。
雇用を生み出し、税金を納め、取引会社に仕事をもたらし、地域を活性化します。
これはまさしく、社会的意義あることです。
しかし、こうした社会的意義あることも、会社が生き残っていることが前提です。倒産しては何にもなりません。
とにかく会社が生き残り、発展していくこと。
そのためにも、優秀な人材が必要なのですが、生まれたての会社には優秀な人材は集まりません。
なぜなら、倒産リスクが高いと思われているからです。
実際は、生まれたての会社でもしっかりとした会社に入りさえすれば、倒産リスクは高くないのです。
どうしてもイメージ的に生まれたての会社というと高リスクと思われてしまいます。
そんな状況のなか、40代の経験ある人が入社して、会社を盛り上げていく。
40代の優秀な人が入社して、生まれたての会社を大きく育てていく。
これこそ『社会的意義のある仕事』といっていいのではないでしょうか。
生まれたての会社で働くことは、大きなリスクにはならない。
「生まれたての会社で働くことは、既存の歴史の長い会社に比べて倒産リスクが高い」と思っていませんか。
実際は、会社の歴史の長さと倒産リスクとは関係ありません。
社歴が浅くても勢いのある会社の方が、衰退産業の社歴が長い老舗企業よりも倒産リスクは低いでしょう。
それに倒産しても、あなたは雇われの身です。
借金を背負うとか、その後の人生にマイナスになることが何もありません。
ほかの仕事を探せばよいだけです。
だから必要以上に生まれたての会社で働くことにリスクを感じないでほしいのです。
ところで、生まれたての会社には、素晴らしい特典があるのをご存知ですか。
それは、会社員によくある『飼い殺しされるリスク』や『左遷されるリスク』を全く気にする必要がないということです。
生まれたての会社は、人材難であるため、あなたは貴重な人材として扱われます。
さらに言えば、少々のわがままや自己主張も許容されます。
生れたての会社には、自由気ままな社風の会社が多いのです。
将来有望な生まれたての会社を見つけよう。
生まれたての会社と言っても、ボロボロの将来性のない会社では話になりません。
しっかりとしたビジョンを持って、収益を生み出せる事業を行っている会社でなければ「ただの泥船に乗り込んでしまった!」なんてことになってしまいます。
生まれたての会社は、資金に余裕がないため、求人を掲載料無料のハローワークに出す場合がほとんどです。
しかし、その中から有望な会社を選択するのは、なかなか至難の業です。
求人に関する情報が少なすぎるのです。
ハローワークの求人票から、社歴の浅い会社の将来性や安定性を見抜くことは不可能です。
そこで『転職エージェント』の出番です。
転職エージェントは転職支援サービスを手掛けており、無料で求人を紹介してくれます。
転職エージェントが紹介してくれる求人の素晴らしい点は「情報量が豊富なこと」です。
生まれてたての会社の求人に関しては、将来性や安定性について知りたい人は多いでしょう。
そういったことも転職エージェントのキャリアドバイザーに聞けば教えてくれます。
以下は私が活用している転職エージェントです。
転職支援サイトは転職を成功させた人であれば、ほとんどの人は利用しています。
希望の求人情報を無料で紹介してくれるので、是非、活用してみて下さい。
きっとあなたの転職活動を応援してくれます。
是非、一度活用してみてください。
おわりに
生まれたての会社には、将来性があるので楽しみです。
生まれたての『ピヨピヨのひよっこ』会社に入社し、その後、会社が大きくなるにつれて、幹部社員になっていけるという楽しみがあります。
たとえ、出世に興味がなくても、いまのマンネリ化した会社員生活に少なからず刺激を与えてくれるでしょう。
40代になると、仕事への慣れからモチベーションが下がる傾向にあります。
もう一度、心の底から仕事へ情熱を持って取り組みたいという人には、うってつけの転職になることは間違いありません。
そして、生まれたての会社を大きく成長させることは『社会的意義のある仕事』です。
自分の欲望以外のために仕事をすることは、誰にでもできることではありません。
それができるのは、わずかな人だけです。
そのことに幸せを感じることができれば最高の人生ではないでしょうか。
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