仕事内容が変わったときに取るべき行動とは?

仕事内容が変わる 人事異動

会社には人事異動があります。

人事異動と一口にいっても仕事が変わったり、配属部署が変わったり、または勤務地が変わったりと色々な異動があります。

今回は仕事が変わる人事異動についてです。

仕事内容が変わるということは全くのゼロからのスタートです。

つまり、新人一年目と同じように一から勉強しなければならない。

これでは、いままで蓄えてきた知識や経験が全くの無駄になってしまいます。

こんな悔しいことはないですよね。

ならば、せめてその代わりとして会社に待遇アップを要求しましょう。

仕事が変わっただけで待遇アップができるのか。と思う人もいるでしょうが十分に可能です。

ただし、あなたが大企業にいるのであれば要求するのは難しいでしょうが、中小零細企業であれば間違いなく待遇アップを勝ち取ることはできます。

その理由は本文にて明らかにしたいと思います。

今回は、仕事内容がガラッと変わったのであれば、自信をもって待遇アップを要求し、そして新しい仕事へ取り組みましょうという話です。

 

仕事内容が変わるのは働き手にとって大きな負担です。

会社員を何年もやっていると気づくと思いますが、ほとんどの人は同じような仕事をし続けます。

事務職は事務職をやり続け、営業職は営業職をやり続けます。

私は事務職なのでずっと事務職ですね。転職して会社を変わっても事務職しか採用されません。

思い切って他の職種へ応募したこともありましたが全く採用されませんね。

なぜ会社は同じ仕事をさせ続けるのか。

それは年数を重ねれば知識や経験が蓄積され、会社にとって利益貢献してくれると考えているからです。

他方、私たち働き手にとっても、同じ仕事をしているほうがラクであることは間違いありません。

仕事のポイントや要領も理解しているうえ、これまでの経験値もあるので正確、かつ迅速に仕事を進めることができます。

それが仕事を変わるとなると、それも今までに経験したこともない仕事となると、状況は一変します。

会社は人事異動として、未経験に仕事へと異動させることはあります。

会社の全体的な人材の配置を考えてのことです。

一方、会社の事情はどうであれ、仕事内容が変わる私たち働き手にしてみればたまったものではありません。

仕事内容が変わるということは、一から勉強する必要が出てくるからです。

それよりも何も、これまで蓄えた知識や経験が灰燼に帰すことになり、それが悔しくて仕方ありません。

これまでの時間、これまでの努力、そして資格などを取っていればそれも全て無駄になります。

仕事内容が変わることで発生する精神的ダメージは非常に大きいのです。

将来的な不安もありますが、これまでの自分の頑張りが無駄になることへの悔しさの方が大きいのではないでしょうか。

仕事内容がガラッと変わるのあれば待遇アップを要求しよう。

仕事内容がガラッと変わると、かなりの精神的な負担が増してきます。

というのも、これまでの蓄えを捨てて、また一から頑張っていかなければならないからです。

大企業であれば、ジョブローテーションで仕事内容が変わることはあります。

ジョブローテーションについては以下の記事を参照してください。
⇒ジョブローテーション人事があなたの市場価値を低下させている。

ジョブローテーションについては今の時代ではもはや過去の遺物であり、そのようなものに社員が振り回されてはいけないと思っています。

しかし、大企業には厚待遇という大きな恩恵がありますし、また出世するための登竜門としてジョブローテーションに従うのも致し方といった面はあります。

問題は大企業ではなく、中小零細の規模の会社において仕事内容がガラッと変えられた時です。

中小零細企業では規模が小さいだけに部署も人員は少なく、入社から退職まで一貫して同じ仕事をし続けることがほとんどです。

にもかかわらず、仕事内容をガラッと変えてくるということは、これから先ずっと、新しい仕事をさせられることを意味します。

つまり、新しい全くの経験のない仕事を一から覚えていかなければなりません。

大企業のジョブローテーションにような腰掛けの異動ではないため、しっかりと勉強して新しい仕事を極めていかなければならないのです。

であれば、あなたが中小零細企業に勤めていて、仕事内容をガラッと変えられたときは、しっかりと待遇アップを要求して下さい。

それだけの大きな新たな負担がかかってくるのですから、待遇アップを求めるのは当然のことです。

同じ仕事をし続けていれば、長い年月かけて蓄えた知識と経験で軽く仕事をさばけて、精神的にラクに仕事をできていたものを。。。

それが一変するのですから、せめて待遇アップは会社に要求していきましょう。

もしかすると、ここで一つの疑問を抱く人がいるかもしれません。

その疑問とは「仕事が変わったくらいで待遇アップを求めても大丈夫なのか?」というものです。

これについては、中小零細企業では全く大丈夫です。

なぜなら、もしあなたに新しい仕事を固辞されたら、会社は非常に困るからです。

中小零細では慢性的な人材不足の状態にあり、本来は新しい仕事をやる人間を社外から採用したのですがそれが上手くいかない。

待遇が大企業より見劣りするため、採用が難しいです。

そこでいま在籍している社員からの補てんするしかなく、あなたに白羽の矢が立ったということです。

こうした背景があるため、待遇アップの交渉をしても優位に運ぶことができる可能性が高いということになります。

仕事内容が変わっても恐れることはない。

仕事内容がガラッと変わることに対して好意的に捉える人は少ないでしょう。

なぜなら、また一から仕事を覚えたり、勉強しなければなりませんからね。

しかし、仕事内容をガラッと変わることに対して、やってやるぞという前向きな気持ちを持って向かっていく人も少なからずいます。

そして、さらにその上を行く人たちもいます。

その人たちとは、40歳、50歳を過ぎてから学校に入り直して、医者や弁護士など超難関試験を伴う仕事を目指す人達です。

これはもう仕事が変わるなんていうレベルの話ではないですよね。

それで実際に医者や弁護士になって活躍しているのですから、ただただ脱帽です。

信じられない話ではありますが、実際にそういった人たちがいることは紛れもない現実です。

それを考えれば、仕事内容が大きく変わったくらいは大したことではありません。心配なく適応できるでしょう。

これまでとは仕事内容は変わっても、人間力や判断力、行動力などどんな仕事にも通じる能力は十分に養われているはずです。

自信をもって新しい仕事へ邁進しましょう。

そして、その際には必ず待遇アップの要求を忘れずにしてください。

おわりに

人は変化を嫌います。

現状維持が一番ラクだからです。

ゆえに仕事内容が変わるとなると誰しも抵抗したくなります。

仕事内容が変わるとなると新たな不安や新たな精神的ストレスが発生しますから。

しかし、そこは会社の事情により、たとえ未経験にもかかわらずあなたに白羽の矢が立ったのですから自信をもって取り組みましょう。

新しい仕事へのチャレンジにより、あなたは会社への貢献度が評価されて待遇アップも容易に叶うことになるでしょう。

ただし、黙って待っていては待遇アップは叶いません。

会社とは謙虚な人には何も与えず、口うるさいに人には黙らせるために報酬アップを施す傾向があります。

あなたはこれまでの仕事内容をガラッと変えて会社に貢献するのですから、それなりの対価を要求できる資格は持っています。

あとは自信を持って取り組むだけです。

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