成長できない会社は3つのパターンに集約される。

労働環境

突然ですが、人が成長するためには何が必要だと思いますか。

生まれ持った能力?もしくは、たゆまぬ努力?

どちらも重要です。

しかし、それだけでは不十分です。

成長できるかどうかは、いくら高い能力と多くの努力があっても、成長できる環境がなくてはダメです。

キレイな花を咲かせるためには、種子を蒔く場所をしっかりと選ばないといけません。

成長できる人は、いかにすれば成長できるかを常に考えています。

その一環として、働く環境を大変重視しています。

成長できる環境でなければ、いくら努力をしても全てが水の泡と消えてしまうからです。

では、どういった環境が成長できる環境といえるのか。

この質問には、これといった一つの答えはありません。

成長できる環境は、人それぞれが持っている個性や能力、さらには性格によって異なってきます。

例えば、厳しい上司についたほうが伸びる人もいれば、穏やかな懐の広い上司で伸び伸びやる方が伸びる人もいます。

つまり、成長できる環境は、何通りものパターンがあるということです。

大げさに言えば、人の数と同じ数のパターンがあると言ってもいいくらいです。

その一方で、成長できない環境は大きく3つのパターンに集約されます。

あなたが成長することを強く望むのであれば、成長できない環境に身を置いてはいけません。

もしいま現在、そういった環境に身を置いているのであれば、いますぐにでも転職するべきです。

成長できないとどうなるかについてこちらの記事に書いています↓
・自己成長できない会社にいるとダメ人間になりますよ。

今回は、成長できない環境は3つのパターンに集約されるということについてお話ししたいと思います。

 

パターン1 社員を放置する会社では成長できない。

社員を放置することは、一見すると放任主義のようにも思えますが、全く違います。

放任主義は、自由にはさせてくれながらも、実はきちんと後ろで見守ってくれています。

放置は、仕事上の指示もなければ、仕事の結果に対してのフォローも何もない。

社員を無視している形に近い状態です。

こういった会社では、社員教育など全くない。社員の能力を伸ばそうとすることもしない。

しかし、放置の状態は、見方を変えれば、好きに何でもやれる状態でもあるわけです。

となれば、次のような意見が出ても不思議ではありません。

「自分で勉強し、スキルを身につけていけばよいではないか」

「成長したければ、自分の力で成し遂げれよいではないか」

「会社が何も言わない状態であれば、好きにできるではないか」

こうした意見は、ごもっともです。

ただし。。。

ここが重要の点です。

成長するためには、成長するための仕事を任せてもらう必要があります。

いくら自己学習したり、資格を取ったり、自己啓発しても、成長するには不十分です。

成長するには、仕事を行うことが絶対条件です。

「誰に何の仕事をさせるか。どこまでの権限を与えるか」

これは、会社に決定権があります。

雇われの社員が勝手に決められません。

しかし、普段から社員の仕事ぶりを見ていないので、社員に適切な仕事を与えることができません。

社員に興味がないのですから。。

こういった会社は意外に多いですよ。

チームで仕事をする業種ではなく、個々人で仕事をする業種に多く見受けられます。

パターン2 会社色に染めようとする会社は成長できない。

社員を放置する会社とは、真逆の会社です。

一から十まで、指示が飛んできます。

メールを開けば、トップからの自己啓発メールが飛んできます。

・会社とは・・・・

・仕事とは・・・・

・幸せとは・・・・

朝礼では、経営理念や経営方針を読まされます。

ほぼマインドコントロールです。

これの何が悪いのか。

たとえマインドコントロールであっても、仕事のやり方や考え方を教えてくれているのであれば問題ないのではないか。

放置状態で何も教えてくれないよりもマシではないか。

はっきり言います。

こういった状況は、大問題です。

その仕事のやり方や考え方が、その会社だけにしか通用しないものかもしれません。

それでは、井の中の蛙です。世間知らずになります。

この点についてはこちらの記事に書いています↓
・ジョブローテーション人事があなたの市場価値を低下させている。

それよりも、さらに危険なことがあります。

会社にマインドコントロールされてしまうと、自分の頭で物を考えなくなります。

つまり、思考停止の状態にされてしまいます。

会社からの絶対的な締め付けが続くと、だんだんと自分で物を考えなくなり、言われたままに、指図されるままに動くことに慣れてしまいます。

こうなると、成長どころか、骨抜き状態で再起不能です。

パターン3 衰退産業では成長できない。

大波に抗(あらが)うことはできません。

時代の流れのなかで、どうしても衰退産業は出てきます。

不幸にも、あなたが衰退産業の会社の社員であれば、残念ですが、その会社では成長できません。

なぜか。

衰退産業では、どんな優秀な経営者でも会社を良くすることはできません。

台風や嵐では、どんなに有能な船長でも航海はできないのと同じです。

衰退産業では、優秀な人材はこぞって逃げていきます。

それが、会社の衰退に拍車をかけていきます。

また、衰退産業は利益が出ません。

会社は儲けが少なく、社内がギスギス感でいっぱいです。

そのせいで、人間関係の問題が多発します。

セクハラ・パワハラ問題。。。

これがさらに退職者を増やすことになります。

このような環境で仕事をしていても、成長どころか衰退するだけです。

おわりに

成長できない会社は、離職率が高くなります。

会社を辞めていく理由は、給料や人間関係、労働時間といった理由だけではありません。

いまの時代、自分を守ることができるのは自分だけ。

そのためには、成長し続けなければなりません。

そして、実力をつけ続けなければなりません。

そこで大事なってくるのが、働く環境です。

将来をしっかり考えている人は、成長できない会社を見限って、成長できる会社へと移っていきます。

実は、成長できる環境に身を置いておくと、成長できること以外にもプラスの面があります。

  • 仕事にやりがいを感じる
  • 仕事ができる人との人脈が作れる
  • 顔の表情が明るくなる
  • 見た目が若くなる

是非、成長できる会社で働きましょう!

成長できない会社に居ても、良いことは一つもありません。

⇒転職活動にはやるべきことの順番がある。

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