「仕事を辞めたい」
「会社を変わりたい」
誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
そして、実際に辞めていく人と、そのまま続けていく人の両者に分かれます。
果たして、その違いは何か?
私なりの答えを一つ上げるとすれば、
『勇気があるかどうか』
ですね。
会社を辞めるしても、または転職するにしても、いまの会社を出て行くことは未知の世界に飛び出すことになります。
最後は勇気というか、度胸です。
勇気がある人は辞めていきます。
では勇気のない人はどうすればよいのか。
いまの職場で我慢し続けるしか方法はないのか。
いえ、そんなことはありません。
いまの会社を出て行く勇気のない人は『異動願』を提出することをオススメします。
会社を飛び出す勇気が持てないのであれば、いまの会社で別の部署に異動させてもらうのです。
それによって、多少はいまの苦痛から逃れることができるかもしれません。
今回は、転職する勇気がなければ、まずは異動願を提出してはどうかというお話しです。
会社を去る勇気がなければ『異動願』を出そう。
会社を辞めたいと思ってもなかなか踏み切れない。
そういった人は意外に多い。
大きな理由の一つに『いまの環境から新しい環境に変わることへの不安』があげられます。
転職するにしろ、いったん無職になるにしろ、いまの会社を辞めることで生活は一変してしまいます。
そのことへの不安を強く感じる人は、なかなか退職へと踏み切れません。
かといって、いまの会社を辞めたい気持ちも強い。
相反する一見矛盾した気持ちをどう処理すればよいのか???
たった一つだけ方法があります。
それは『異動願』を出すことです。
『異動願』を出すことで以下のような変化を手に入れることができます。
- 部署を変えることができます
- 上司を変えてることができます。
- 仕事内容を変えることができます。
会社を辞める勇気がない人でも、異動届であれば出すことができるのではないでしょうか。
異動届といった形式ばったスタイルに抵抗を感じるのであれば、口頭で良いので上司にお願いしてみましょう。
私は20代の時に一度だけ異動願いを申し出たことがあります。
上司と昼食を取っているときに、何気なく部署の異動を申し出たことがあります。
そのときは、いまの部署で頑張れと諭されました。
いまの部署とは営業部です。
営業は夜は遅いし、ノルマはあるし。
そして何より営業部を出たかった最大の理由は自分の性格に合っていなかったことです。
結局、異動願は叶わず、転職することでしか営業という職からおさらばできなかったわけですが。。。
私の知り合いのなかには、異動願を出してうまく異動を勝ち取った人もいます。
私と同じで、仕事内容が希望するものでなかったため、別の部署への異動を申し出たそうです。
私は上手くいかなかったけど、私の知り合いは上手くいきました。
こればかりは会社の判断です。
結果がどうであれ異動願を出すだけ出してみましょう。
それで上手くいけば儲けものです。
やるだけやってみましょう。
異動願を出しても解決できないことはある。
異動願を出すことで、会社を去ることなく、いまの状況を変えることができるのであればそれに越したことはありません。
会社を出て行くことは、これからの生活のリスクを背負うことになると同時に、大きなエネルギーを必要としますから。
社内にとどまった状態で、良い方向に向かうのが最善の方策です。
ただし、異動願には大きな欠点が2つあります。
1つ目は、会社を去りたい理由が『待遇への不満』であれば異動願は効力を発揮しません。
例えば、給料に不満があって会社を去りたいのであれば、会社内で異動しても解決しません。
同じ会社のなかで部署が変わることで給料が変わることはないからです。
そのほかには休日数についても同じことです。
社内で異動したからといって、休日数が増えることはありません。
2つ目は、異動願を出すことで社内での立場が危うくなることです。
これについては必ずしもそうとは限りませんが、会社によってはありうることです。
異動願を出すということは、いまの職場に何らかの不満があるということを意思表示しているわけで、それはつまり退職へと発展しても不思議でないと会社にとられてしまいかねません。
それにより閑職へと追いやられるかもしれません。
または左遷や降格といった嫌がらせを受けるかもしれません。
会社にも色々あって、社員に対して強い忠誠心を求める会社があります。
そういった会社は、社員が少しでも会社への不満を露わにすると攻撃してきます。
中小企業では異動願を出しにくいのが実情です。
異動願は万能ではありません。
上述したように、私も一度だけ異動願を提出しました。
そのときは残念ながら実現できませんでした。
そのときの会社は従業員1000人の大きな会社です。
そのため私が異動願を出したことなど、噂になることなどありません。
人事異動は1年に2回行われる会社で、誰がどこの異動になってもおかしくなかったため、たとえ私が異動になっても不思議ではありません。
もし、これが中小企業だったらどうだったか?ということです。
私がいま勤めている会社は中小企業です。
30人くらいの小さな会社です。
こんな小さな会社に人事異動はありません。
たとえ、上司が嫌で異動願いを出したりすれば、すぐに社内に広まってしまいます。
そしていまの上司に不満があることが知れることで、いまの部署に居づらくなります。
そしてたとえ異動願いを叶えてくれても、会社が小さいだけに、元の部署の上司とは今後も顔を合わせることになります。
気まずいですよね。
それに、異動願を出すと『負け犬のレッテル』を貼られます。
逃げた根性ナシだと揶揄されます。
小さな会社は、他人の悪口を言うのが好きなのです。
私が言いたいのは、大企業であれば『異動願』を出しても構いませんが、中小企業であれば余程のことがない限り出すのは控えた方がよいということです。
中小企業で異動願を出すと、さらに会社を辞めたいといった気持ちが増幅することになりかねません。
おわりに
会社を辞めたいが、辞める勇気がなければ、異動願を出すことで問題を解決できるかもしれません。
特に大企業に勤めている人であれば、解決できる可能性はあります。
ただ、ここで考えて欲しいことがあります。
「辞めたい気持ちはある。ただ辞める勇気がない」であれば、辞める勇気を持てるようにして、転職することのほうが未来志向なのではないでしょうか。
『辞める勇気』とは、いまの会社を去っても自分はやっていけるという自信から生まれてきます。
いまの自分に別の会社から高い評価が与えられれば自信が持てるのではないですか?
いまの仕事内容より満足する仕事が別の会社から与えられることを知れば、躊躇なく辞めることができるのではないですか?
それを可能にするのが『転職エージェント』のアドバイザーです。
転職アドバイザーは転職に関する相談を数多く受けています。
きっとあなたの転職に対する不安を取り除いてくれるでしょう。
そしていまの会社に残るよりも、新しい会社へ行くことの方が有益だと説明してくれるでしょう。
まずは相談したらどうですか。無料で相談に乗ってくれます。
以下は、私が利用したことのある転職エージェントです。
転職には勇気が必要です。
特に転職経験がない人にとっては恐怖すら覚えるかもしれません。
私は何回も転職しているので、転職にすることへの恐怖は全くありません。
転職へ恐怖感を感じるのであれば、無理に転職を考えずにいまの会社で異動願を出すのが賢明です。
それでも、どうにも解決できない状態にあれば、そのときには転職エージェントのアドバイザーに相談して転職への一歩を踏み出しましょう。
何事も段階を踏めば、恐怖や不安は和らいでいくものです。
とにかく大事なことは行動を起こすことです。
何もせずにいれば、何も解決しません。
まずは『異動願』を出しましょう!
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