会社員に人事異動はつきものです。
ただ、そうだと分っていても、人事異動の時期になるとソワソワするものです。
そして、いざ蓋をあけてみれば「まさかの人事異動命令」を受ける人もいるでしょう。
その一つが『自分の希望しない部署』への異動です。
これは正直キツイですね。
いくら会社の命令とはいえ、希望しない仕事をさせられるわけです。
モチベーションは低下し、仕事への熱意は消えてしまいますよね。
そうかといって辞めるわけにもいきません。生活がありますから。
次の人事異動を待つと言っても、それまではある程度の期間は我慢しなければなりません。
今回は、希望していない部署への異動を命じられた場合の対処法について説明します。
人事異動は会社員の宿命です。
人事異動は会社員であれば、誰もが経験することです。
人事異動の時期になると仕事が手に付かない人もいるくらいです。
中小企業であれば部署の数や勤務地もそれほど多くはないので、人事異動に対する緊張感はないかもしれませんが、大企業になると話が違います。
大企業は多くの部署が日本中、そして世界中に点在しています。
どこで、何の仕事をするかで生活は一変してしまいます。
そんな人事異動で、もし希望しない部署への異動を命じられたらどうしますか。
おそらく多くの人が色々思うことはあっても、とりあえずは希望しない部署へと赴くでしょう。
人事異動なんて自分の思い通りになるほうが少ない。
会社員の宿命だと割り切って、心機一転新しい部署での仕事を再スタートさせていくしかありません。
希望していない部署への異動は受け入れるべきなのか?
人事異動は会社員の宿命だと分かっていても、実際に思いも寄らない異動命令を受けてみると気分がふさぎ込んでしまいます。
頭で分かっていても、心のなかでは腑に落ちないといったところでしょうか。
このまま異動命令を受け入れてもよいものだろうか。
一昔前であれば、不満はあっても納得して人事異動を受け入れることができました。
そこには明確な理由があったからです。
その理由とは会社が定年まで面倒を見てくれるということです。
交換条件ではないですが、自分たちの生活の面倒を見てくれる代わりに、会社の人事異動には文句ひとつ言わずに何の仕事でもやっていく。
しかし、いまは状況が一変しています。
会社は会社の生き残りをかけて、必要ならば社員を解雇する時代です。
であるならば、私たち会社員も、自分の人生を自分でプロデュースする必要があります。
自分の人生を考えたときに、希望しない部署への異動を受け入れることはプラスが大きいのか、それともマイナスが大きいのか。
プラス面といえば、やはり生活の安定ですね。
会社に残るのですから、とりあえず給料はもらえます。
これはすごく大きなプラス面です。
では、マイナス面はどうか。
一番は『モチベーションの低下』です。
希望しない仕事をしなければならないということは思っている以上に精神的なダメージが大きい。
新しい知識を得ようにも身に付かない。
良好な人間関係を築こうにも、気持ちが盛り上がらない。
こうなると仕事のパフォーマンスは落ちていくことは避けられず、最終的には人事評価で自分に跳ね返ってきます。
希望しない部署への異動はチャンスでもある。
希望しない部署への異動は、モチベーションの低下を招きます。
それが将来的に自分にマイナスとして跳ね返ってくるのであれば、なんとかしなければなりません。
そうです。転職して自分の希望する仕事に就くことです。
先程申したとおり、いまからは自分で自分の人生をプロデュースする時代です。
そうした時代に必要なことは『自己研鑽』です。
常に勉強し続けることが重要です。時代の変化はめまぐるしく、刻々と世の中は変わってきているのです。
何歳になっても自己研鑽をやめてはいけません。詳しくはこちらをどうぞ↓
・40代からでも自己研鑽に励むこと。それが最大の自己防衛です。
そのためにはモチベーションが低下したままで仕事をしていてはダメ。
やる気をもって取り組める仕事に就くことが絶対条件です。
『好きこそものの上手なれ!』
そうはいっても「すぐに退職して希望の仕事をさがしましょう!」と言うつもりは毛頭ありません。
いきなり退職しては無収入です。そんなバカなことをしてはいけません。
だから、在職中のまま転職活動を始めることをオススメします。
そうすることで、じっくりと希望の仕事を見つけることできます。
いまは社員の希望を人事異動に反映する会社もあります。
社員の意見や希望を無視した人事異動をおこない、モチベーションを低下させてしまっては会社の利益を損じることになりますし、優秀な人材を退職させてしまいかねないからです。
ついでにいえば、いまは転勤制度を廃止する企業も出てきています。
転勤を嫌がる人は多いですからね。
転勤制度を採用していると優秀な人材がとれないという会社の判断です。
そういった社員にフレンドリーな会社を狙ってみるのも転職戦略としては良いかもしれません。
その際には『転職エージェント』を活用しましょう。
転職エージェントは、転職を希望する人に対して様々な転職支援サービスを提供しています。
そのサービスのなかの一つに求人案件の紹介があり、希望する条件をあらかじめ伝えておけば案件が発生しだいメールで連絡をくれることになっています。
しかも無料です。費用は一切発生しません。
「社員にフレンドリーな会社」という希望条件を転職エージェントに伝えておくことで、求人案件を紹介してもらってください。
転職エージェントは大小合わせると数多くあります。
そのなかでも、『ビズリーチ』だけは最低限登録しておきましょう。
この会社を抑えておけば間違いありません。
おわりに
社員にフレンドリーな会社が増えつつある一方で、いまだに社員の希望を汲み取らずに人事異動をおこなっている会社があるわけです。
希望しない部署へ異動させる会社は、時代の流れが理解していない会社だということです。
いまだに社員を上から目線でコントロールできると考えているのでしょう。
こういった考えの会社は、人事異動だけに限らず、他の面においても、例えば給料でも社員に極力還元しないようにするでしょうし、休日数においても極力与えないようにするでしょう。
あなたが社員を軽んじる会社にいて、希望していない部署に異動させられたのであれば、それは転職するチャンスだとを捉えて欲しいです。
いつまでもモチベーションが低下したまま、くすぶっていても時間の無駄です。
何度も言いますが、自分の人生は自分でプロデュースする時代です。
そのためにも転職エージェントを活用しましょう。
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